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在宅終末期がん患者の自己の認識の構造

Research Project

Project/Area Number 18791714
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Community health/Gerontological nurisng
Research InstitutionGunma University

Principal Investigator

磯部 有紀子  群馬大, 医学部, 助手 (50375557)

Project Period (FY) 2006 – 2007
Project Status Completed (Fiscal Year 2007)
Budget Amount *help
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2007: ¥200,000 (Direct Cost: ¥200,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywords在宅 / 終末期 / がん患者 / 自己 / 認識 / M-GTA
Research Abstract

本研究の目的は在宅終末期がん患者の現状に対する自己の認識を明らかにし,効果的な看護援助について検討することである.研究方法は在宅で訪問看護を利用して療養している終末期がん患者に訪問看護ステーションを通して紹介を依頼した。在宅終末期がん患者4名を対象に,参加観察法と面接調査法により自己の認識についてデータを収集し,木下修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチによって質的帰納的に分析を行った.倫理的配慮として,所属機関の群馬大学医学部「臨床研究倫理審査専門委員会」の審査を受け承認を得て行った.
本研究より以下のことが明らかになった.
在宅終末期がん患者の現状に対する自己の認識について以下の7つのテーマが明らかになった.1)生活基盤の安定と生活の安住のために,自宅への回帰願望をもっている.自宅生活が実現されると自宅での安穏を求める.2)良くなりたい意欲と生への執着を持ち,生きていることが実感できる充実した生活づくりをすることで今を生きぬこうとしている.3)今までの自分の人生観を肯定し,生きることに希望を持ち将来へも望みを持ち続けている.4)体調を把握し,日々の状態の良い悪いについて自己判断し変化を感じとっている.5)在宅療養生活の支えに,他者からの作用や家族の支援があり,家族と共生することで生活できる.6)日常の中に価値を見出し,自らを盛り立て心の癒しを求めていく.7)がんになったことに対して理由をつけ気持ちに折り合いをつけることにより,死と寿命を良い方向に見通している.
今後は明らかになったテーマに沿って具体的な看護援助について考察し,検証を重ねていく必要がある.

Report

(1 results)
  • 2006 Annual Research Report

URL: 

Published: 2006-04-01   Modified: 2016-04-21  

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