Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2007: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Research Abstract |
電位依存性プロトンチャネルの生理機能の解明のために現在までに,このチャネルのノックアウトマウスを作製した。このマウスは正常に発生し,正常に交配もできるが,生後半年以上経たマウスでは明らかな脾臓肥大が認められた。脾臓を調べてみると,胚中心が形成されていることがわかり,免疫活性が上昇していることが示唆された。また尿検査をしてみるとたんぱく尿が出現していることがわかった。血液の生化学検査でも血中尿素窒素,クレアチニンの値が上昇しており,腎機能障害が示唆される。さらに一部のマウスでは背骨が湾曲しており,骨機能の異常も疑われる。現在はさらに詳細な解析を行い,この原因を解明する予定である。 一方で細胞レベルでの解析ではマクロファージの貪食機能に注目して,解析を行っているが,今のところ野生型とノックアウトマウスの細胞で際立った差は見られない。しかし僅かな差が個体レベルで大きな差となって現れることもあることから,現在はさらに細かいレベルで解析を行っている。
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