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糖尿病におけるクロムの摂取基準に関する基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 18800059
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (Start-up)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Eating habits, studies on eating habits
Research InstitutionSugiyama Jogakuen University

Principal Investigator

三田 有紀子  Sugiyama Jogakuen University, 生活科学部, 助手 (00410613)

Project Period (FY) 2006 – 2007
Project Status Completed (Fiscal Year 2007)
Budget Amount *help
¥2,780,000 (Direct Cost: ¥2,780,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,390,000 (Direct Cost: ¥1,390,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,390,000 (Direct Cost: ¥1,390,000)
Keywordsクロム / 糖尿病 / 嗜好性 / 摂食行動 / 微量元素 / ICP-MS
Research Abstract

必須微量元素であるクロム(Cr)の欠乏症は耐糖能異常であるが、糖尿病がCr代謝に及ぼす影響は未解明な点が多い。これまでの研究から我々は、2型糖尿病マウスがCr添加飼料を普通飼料よりも約30%多く摂取することを確認してきた。本研究では、糖尿病マウスにCr溶液を用いた2瓶選択を行い、上記の知見がCrに対する嗜好性の上昇に起因するかどうか検討した。まず、実験1として糖尿病と肥満を惹起させたKK-A^yマウスを2群に分け、それぞれMilliQ水とCr溶液を4週間自由摂取させた。その結果、2型糖尿病マウスにおいて、Crを摂取したマウスの飼料総摂取量はMilliQ水を摂取したマウスと比較して約30%多くなることが明らかになった。この現象がCrに対する味覚によるものかどうか確認するために、実験2としてc57BLマウスにストレプトゾトシン(STZ)投与により1型糖尿病マウスを作製し、正常マウスを対照として、4週間MilliQ水とCr溶液による2瓶選択実験を給水瓶の位置を毎日入れ替えて行った。その結果、1型糖尿病マウスではMilliQ水とCr溶液の飲水量に差はなかった。上記結果をふまえて、実験2と同様の実験動物を用いて実験3を行った。STZ群は1,2,3,4wk群の4群に分け、それぞれSTZ投与0,1,2,3週間後にMilliQ水とCr溶液による2瓶選択実験を給水瓶の位置を固定して行った。その結果、STZ投与後1週目と4週目において、Cr溶液の飲水量がMilliQ水の飲水量と比較して有意に低値を示した。以上の結果より、Cr添加飼料の摂食量が糖尿病マウスにおいて増大する現象は、Crに対する嗜好性やCrの栄養状態に関係なく「糖尿病マウスがCrを摂取すると、飼料の要求量が増加する」ことに起因すると考えられ、1型糖尿病マウスでは高濃度のCr溶液に忌避性を示すことが示唆された。

Report

(2 results)
  • 2007 Annual Research Report
  • 2006 Annual Research Report

URL: 

Published: 2006-04-01   Modified: 2016-04-21  

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