Project/Area Number |
18800070
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (Start-up)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Rehabilitation science/Welfare engineering
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Research Institution | Kobe Gakuin University |
Principal Investigator |
山本 大誠 Kobe Gakuin University, 総合リハビリテーション学部, 助手 (10411886)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥1,620,000 (Direct Cost: ¥1,620,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2006: ¥420,000 (Direct Cost: ¥420,000)
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Keywords | リハビリテーション / 認知科学 / 脳・神経 / 運動 |
Research Abstract |
身体運動は体力の向上に加え、精神活動を高めることが期待されており、精神疾患や認知症などがある対象者の認知機能および脳の神経活動に肯定的な反応を引き出す可能性が報告されている。脳の神経活動の増大は脳機能の活性化や賦活として捉えられているが、脳の神経活動の変化が認知機能にどのような影響を及ぼすかについては十分な知見が得られていない。 本年度は、前年度の研究課題で得られた研究成果をもとに、身体運動を介入手段として認知課題遂行中の脳の神経活動と認知機能の関連性を検討することを目的とした。対象は、健常学生28名とし、運動課題としてトレッドミルを用いた20分間の歩行を行った。脳の神経活動は、光トポグラフィを用いて認知課題遂行中の脳神経活動を関心領域;ROI(region of interest)におけるOxyHbの変化量を検討した。また、認知課題はストループテストを用いて行った。課題遂行の結果、運動介入群および対照群ともに認知課題遂行中における脳の神経活動に有意な値の変動は認められなからた。ストループテストを用いた認知課題の成績は有意な値の変動が認められ、運動介入群は対照群よりも認知課題遂行時間の短縮が認められた。本研究の結果から、運動介入群において課題遂行中における脳め神経活動の増大は認められなかったが、認知課題の成績が改善していることから、より少ない脳の神経活動で難易度が同程度の認知課題を遂行できたと解釈することができる。本研究では、定期的な身体活動が身体の快調な感覚を助長するとともに中枢神経系の情報の統合と処理能力に寄与することが示唆された。今後は、脳の神経活動を多面的に捉え認知機能との関連性を含む十分な検討を行うことが課題であると考える。
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