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インドネシア国スラウェシ島北部州における少数民族言語の研究

Research Project

Project/Area Number 18820007
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (Start-up)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Linguistics
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

内海 敦子  The University of Tokyo, 大学院・人文社会系研究科, 助教 (70431880)

Project Period (FY) 2006 – 2007
Project Status Completed (Fiscal Year 2007)
Budget Amount *help
¥2,360,000 (Direct Cost: ¥2,360,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,310,000 (Direct Cost: ¥1,310,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,050,000 (Direct Cost: ¥1,050,000)
Keywordsオーストロネシア語族 / サギル諸語 / バンティック語 / タラウド語 / 消滅に瀕した言語 / 記述言語学 / フィールドワーク言語学 / 絶滅の危機に瀕した言語
Research Abstract

平成19年度においては、新たなデータ収集のため、7月末より24日間に渡りインドネシア国スラウェシ島北部州において現地調査を行った。サギル諸語に属するタラウド語を主な対象としたが、すでに一定の調査を終えた同じくサギル諸語に属するバンティック語についても追加調査を行った。また、将来の研究のため、サギル語と、トラタン語の文献集めも行った。タラウド語については、既に採集した2000語程度の語彙に加え更なる語彙調査を行った。形態論、統語論の各側面に関しての調査も、基本的なところは終了していたので、前回までに採集したデータのチェックを行い、平成19年度の調査では全容が解明できるよう、さらに詳しい調査を行った。特に各動詞がどのような態を取りうるかに焦点を当てた。結果として、近隣のフィリピンで話されている言語や、インドネシア国スラウェシ北部州の他のサギル諸語とは似ているものの、独特の特徴を持っていることが分かった。特に研究者が詳しく調査したバンティック語とは異なる形態統語的特徴が見受けられたのが新たな発見であり、これによりタラウド語はフィリピンの諸語により近い形を保持しているのに対して、バンティック語は独自の変化を遂げていることが分かった。この調査の成果は言語学会で発表した。バンティック語、タラウド語共に将来のデジタルアーカイブに貢献できる高品質な映像と音声の談話資料を集めた。バンティック語に関しては、今までの調査で不十分なデータしか無かったダイクシス(指示詞)に関するデータを集め、成果をダイクシス研究会において研究発表した。バンティック語に関しては自然な発話に関する資料が乏しかったため、調査協力者を多数集めて自然な発話資料を記録した。映像・音声資料については調査後、書き起こし等必要な作業を行った。

Report

(2 results)
  • 2007 Annual Research Report
  • 2006 Annual Research Report
  • Research Products

    (2 results)

All 2007

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] Basic Morphology of the Talaud Language2007

    • Author(s)
      内海 敦子
    • Journal Title

      東京大学言語学論集 26

      Pages: 73-113

    • Related Report
      2007 Annual Research Report
    • Peer Reviewed
  • [Presentation] バンティック語とタラウド語のヴォイスシステムの比較-使役動詞を中心に-2007

    • Author(s)
      内海 敦子
    • Organizer
      日本言語学会
    • Place of Presentation
      信州大学
    • Year and Date
      2007-11-24
    • Related Report
      2007 Annual Research Report

URL: 

Published: 2006-04-01   Modified: 2016-04-21  

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