Budget Amount *help |
¥2,640,000 (Direct Cost: ¥2,640,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,320,000 (Direct Cost: ¥1,320,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,320,000 (Direct Cost: ¥1,320,000)
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Research Abstract |
本研究の目的は,大学教育における音楽分野の地域貢献活動について,国内の大学への質問紙調査や先進事例の視察の結果をもとに,筆者が勤務する滋賀犬学で地域貢献活動を実践し,地方の一教員養成大学としての音楽による地域貢献のモデルづぐりを行なうことである。 平成19年度は,国内の教員養成大学・学部の音楽科,音楽系大学、学部を対象に地域貢献についての質問紙調査を実施し(回収率41.7%),95.6%の大学が何らかの地域貢献活動を実施していることが判明した。さらにこの質問紙調査から得られた先進的な地域貢献活動を実践している5つの大学の活動を視察し,カリキュラムや授業との関連付けや教員と学生の連携方法など,有効なノウハウを得た。このような先進事例を参考に,勤務する滋賀大学教育学部音楽教育講座で,(1)地域の学校園への出前コンサート,(2)学内コンサ-トの地域開放,(3)地域へ出て行くため学生対象の講座、ワ-クショップの開催,(4)地域の学校との音楽による交流授業,(5)地域の教員向け講習会・ワークショップ,(6)公共ホール等,地域の施設や機関と連携した活動,(7)プロによる学校でのコンサート見学を柱に組織的な地域貢献活動を実施した。上記の調査結果や視察の報告と考察,滋賀大学での実践を研究成果報告書「大学における音楽の地域貢献活動に関する研究」(平成18〜19年度日本学術振興会科学研究費補助金若手研究(スタ-トアップ)研究成果報告書,平成20年3月発行)にまとめた。
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