三次元聴覚ディスプレイを用いた聴覚トレーニングによる地理的空間情報処理への転移効果
Project/Area Number |
18830064
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (Start-up)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Experimental psychology
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Research Institution | Iwaki Meisei University |
Principal Investigator |
本多 明生 Iwaki Meisei University, 人文学部, 研究助手 (80433564)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥2,580,000 (Direct Cost: ¥2,580,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,310,000 (Direct Cost: ¥1,310,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,270,000 (Direct Cost: ¥1,270,000)
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Keywords | 実験系心理学 / 音響工学 / バーチャルリアリティ / 聴覚ディスプレイ / 転移効果 / 音空間認知 / 頭部運動 / フィードバック / 聴覚心理学 / ヴァーチャル・リアリティ / 地理空間情報処理 |
Research Abstract |
本研究は,三次元聴覚ディスプレイ(Virtual three-dimensional auditory display)を応用した聴覚ゲーム練習によって生起する,実空間学習への転移効果を検証した.音空間学習がどのような要因の影響を受け,どのような時系列的推移を経るのかについての基礎的資料は極めて乏しく,得られる知見は学術的価値が高い.上述した研究目標を達成するために,平成19年度は,三次元聴覚ディスプレイを応用した聴覚ゲームにおいて利用されている聴取者の頭部運動と身体的フィードバックに着目し,音空間認知にそれらの要因がどのような影響を及ぼすのかに対して実証的検討を行った.その結果,(1)正確な音源定位行動の学習には能動的な頭部運動の学習が寄与していること,(2)フィードバックは聴取者の初期の音源定位行動学習を促進すること,(3)仰角方向の誤定位率を低下させることが明らかにされた.Hofman et al.(1998)は,聴取者へのフィードバック情報が仰角方向の定位誤差を減少させることを指摘していたが,その効果については知見が錯綜していた(例えばZahorik, et al.,2006).本研究から得られた知見は,頭部運動と身体的フィードバックが音空間学習において異なった役割を有していることを示唆するものである.さらに,上述した研究成果のみならず,三次元聴覚ディスプレイを用いた聴覚ゲーム練習の転移効果研究の現状と展望に対して総合的考察を行い,専門学術誌に発表した.
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Report
(2 results)
Research Products
(11 results)