実験モード解析法に基づく音響透過損失評価法の開発と応用
Project/Area Number |
18860073
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (Start-up)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Dynamics/Control
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Research Institution | Shonan Institute of Technology |
Principal Investigator |
西田 英一 Shonan Institute of Technology, 工学部, 教授 (70410032)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥2,740,000 (Direct Cost: ¥2,740,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,370,000 (Direct Cost: ¥1,370,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,370,000 (Direct Cost: ¥1,370,000)
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Keywords | 音響 / 騒音 / 遮音 / 透過損失 / 実験モード解析 / 拡散音場 / ランダム振動 / 音響放射パワー / 音響透過損失 / 実験モード解析法 / 音響放射 / レーリー積分 / ハンマリング |
Research Abstract |
これまでの防音設計における技術的な隘路事項の一つに、遮音性能の評価には大規模な音響実験室が必要であることが挙げられる。本研究ではこの問題を解決するための、精度的には多少粗くても、簡単な実験で静粛設計の指針が得られるような遮音性能(透過損失。以下、TLと略す)評価手法の開発を目指す。具体的には、(1)現場での使用環境、使用状況を反映したTL評価方法、(2)音響室不要のTL評価方法を開発中である。昨年度は200Hz以下の低周波数領域での検証にとどまっていたのに対し、今年度は音響、騒音の主要領域である1KHzまでを対象に、提案法の精度検証を行った。 (1)平板の打撃点メッシュをより細かくして実験モード解析の精度を向上すれば、TLの評価精度も800Hzまでは十分である事を実験的に確認した。 (2)低周波数領域に一部精度の劣化が見られたが、その原因は、この周波数における寄与の大きい振動モードの検出精度に問題があるためであることが分かった。 (3)これらの知見を踏まえ、実験モード解析における条件設定(打撃点メッシングの設定、多点参照型曲線適合の採用など)を十分吟味する事により、提案する方法は、音響室無しでも、また現揚での実施に適した音響透過損失評価法としての実用性があることを確認した。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)