Project/Area Number |
18880035
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (Start-up)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Plant nutrition/Soil science
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Research Institution | National Agriculture and Food Research Organization |
Principal Investigator |
小林 創平 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 北海道農業研究センター・根圏域研究チーム, 研究員 (10414765)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥2,740,000 (Direct Cost: ¥2,740,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,370,000 (Direct Cost: ¥1,370,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,370,000 (Direct Cost: ¥1,370,000)
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Keywords | アゾスピリラム属 / オーキシン生産 / シュードモナス属 / DNA / フィンガープリンティング法 / アゾスピリラム / 窒素固定 / 植物ホルモン / SNP / PCR / PCR-RFLP |
Research Abstract |
1、北農研内の小麦植物体から、キングB培地の蛍光色素を基準にして蛍光性シュードモナス様菌を、RC培地を使ってアゾスピリラム様菌を単離して、オーキシン生産量を調査した結果、その値は菌株間で大きく異なるとともに、分離源り(地域等)や分離法によっても変動した。特に、RC培地ポジティブ菌株の生産量は、他の菌株のそれより高かった。 2、シュードモナス属とアゾスピリラム属細菌のオーキシン関連遺伝子、及び、アゾスピリラムの窒素固定関連遺伝子の塩基配列情報に基づいて、多数のPCRプライマーを設計して、既知のリファレンス菌株に適用した結果、一部のPCRプライマーは当該遺伝子を増幅させた。 3、収集した菌株やリファレンス菌株のDNAをボイル法にて抽出し、設計したPCRプライマーで当該遺伝子を増幅した結果、その増幅によりアゾスピリラム属菌株を識別できるとともに、DNAバンドの泳動距離からA.brasilenceとlipoferumをも区別することが可能であった。 4、設計したPCRプライマーを用いて、当該遺伝子を増幅し、制限酵素処理により一塩基多型を解析した結果、A.brasilenceとlipoferumを区別できるPCR-RFLP法を開発できた。 5、開発したDNAフィンガープリンティング法により、十勝菌株のほとんどがA.brasilenceであること、生物研の菌株にはlipoferumが多数含まれること、RC培地ポジティブや蛍光性の菌株の多くは、アゾスピリラム属でないこと、が推測された。ただし、DNAフィンガープリント法の結果とオーキシン生産量などの生理形質の相関関係は明確でなかった。
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