アポトーシス増強シグナルを応用した遺伝子治療法の開発
Project/Area Number |
18890062
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (Start-up)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Experimental pathology
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
長谷川 真紀 医科歯科大, 医歯(薬)学総合研究科, 助手 (00431958)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥2,840,000 (Direct Cost: ¥2,840,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,420,000 (Direct Cost: ¥1,420,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,420,000 (Direct Cost: ¥1,420,000)
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Keywords | レトロウイルス / DNA損傷 / アポトーシス / DNA-PK / p53 |
Research Abstract |
我々はC3Hマウスにおいてレトロウイルスの一つであるフレンド白血病ウイルス(FLV)の感染が放射線誘発p53依存性アポトーシスを著明に増強する実験系を見出した。FLVに感染したC3Hマウスに低線量の放射線を全身照射すると、マウスは照射後2週間で著明な貧血を起こして死亡し、骨髄造血細胞には高頻度のアポトーシスが観察される。遺伝子改変動物を用いた実験からFLV感染下で起こるこのp53依存性アポトーシスの増強にはDNA-PKとATMが関与していることがわかった。これらのPI3キナーゼのうち特にDNA-PKが、ウイルスのgp70と関連したp53の活性化に重要な意味を持っている。今年度はin vitroの造血系細胞株で、この現象の解析をさらに進めた。用いた細胞株はC3Hマウス由来の放射線誘発骨髄性白血病細胞株で、昨年度の成果からFLVを感染させることによって放射線誘発アポトーシスが増強されることがわかっている。さらに、ウイルスの遺伝子のうちgp70のみを導入したいくつかの細胞株を作成した。このような細胞株のうちgp70を強く発現しているものを用いて3.0Gyの放射線照射を行い、アポトーシスの誘導の程度を観察した。その結果、gp70のみを導入した細胞でも放射線誘発アポトーシスの誘導が増強されることがわかった。また、このアポトーシス増強作用は、放射線誘発の場合のみならず、doxorubicinのような薬剤によって誘導したアポトーシスにも認められることがわかった。次に、RNAiを用いて特異的にDNA-PKあるいはATMの活性を阻害する実験系の作成を試みた。その結果、RNAiによるDNA-PKあるいはATM発現のノックダウンの系をつくることができた。これらによるアポトーシス増強効果の阻害について、詳しく検討中である。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)