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細胞増殖に対するエストロジェンの抑制作用に関する分子機構の解明

Research Project

Project/Area Number 18890078
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (Start-up)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Obstetrics and gynecology
Research InstitutionUniversity of Yamanashi

Principal Investigator

三井 哲雄  山梨大, 医学工学総合研究部, 助手 (20402084)

Project Period (FY) 2006 – 2007
Project Status Completed (Fiscal Year 2007)
Budget Amount *help
¥2,840,000 (Direct Cost: ¥2,840,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,420,000 (Direct Cost: ¥1,420,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,420,000 (Direct Cost: ¥1,420,000)
Keywordsマイクロアレイ / 遺伝子 / シグナル伝達 / 細胞増殖 / エストロジェン
Research Abstract

細胞増殖に対するエストロジェンの抑制作用のメカニズムを解明するために、ラット下垂体前葉初代培養細胞を実験モデルとして用いて、以下に示す実験を行った。
1.エストロジェンによる細胞増殖抑制時の遺伝子発現を網羅的に解析し、エストロジェンの増殖抑制作用に伴って変化する遺伝子を同定する目的で、ラット下垂体前葉の無血清初代培養細胞に、対照群としてIGF-1(50ng/ml)を単独投与し、実験群にはIGF-1およびestradiol(1nM)を同時投与し、投与4時間後に培養細胞からtotal RNAを抽出し、これらの対照群と実験群の間でDNAマイクロアレイによる遺伝子発現解析を行った。その結果、estradiolの同時投与により、対照群に対して88個の遺伝子発現が減少し、79個の遺伝子発現が増加していた。これら発現量の変化した遺伝子は、細胞周期調節蛋白、成長因子、転写因子を含んでいた。また、DNAマイクロアレイの結果を確認するために、同様な方法で採取したtotal RNAを用いて、real time reverse transctiption (RT)-PCR法により、確認実験を行った。この結果、DNAマイクロアレイの結果と同様な遺伝子発現変化を確認した。
2.エストロジェン投与による遺伝子発現変化の増殖刺激特異性を調べるために、非投与群、IGF-1単独投与群、estradiol単独投与群、IGF-1およびestradiol同時投与群を設け、得られたtotal RNAをreal time RT-PCR法によって解析した結果、IGF-1存在下でE2投与により発現量が変化した遺伝子の中には、IGF-1と相乗的に発現量が変化する遺伝子、独立して変化する遺伝子、及び拮抗して変化する遺伝子に分類されることが示された。
これらの結果から、estradiol投与により発現量が変化した遺伝子の一部が、ラット下垂体前葉細胞(プロラクチン産生細胞)に対するestradiolの増殖抑制作用と関係していることが示唆された。

Report

(1 results)
  • 2006 Annual Research Report

URL: 

Published: 2006-04-01   Modified: 2016-04-21  

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