ω6長鎖脂肪酸を介した神経炎症制御に対して脂肪酸結合蛋白質が果たす役割
Project/Area Number |
18F18713
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
General anatomy (including histology/embryology)
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
大和田 祐二 東北大学, 医学系研究科, 教授 (20292211)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
PAN YIJUN 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2018-11-09 – 2020-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2019: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2018: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | アラキドン酸 / FABP3 / 血液脳関門 / アルツハイマー病 / 脂質 / マウス / 神経炎症 / 行動解析 |
Outline of Annual Research Achievements |
脳の脂肪酸恒常性は、高次脳機能や脳疾患病態と密接に関連していることが知られている。特にアルツハイマー病などの神経変性疾患では、アラキドン酸AAなどの長鎖不飽和脂肪酸が病態修飾因子として注目されている。そこで本申請では、微小血管を正常マウスおよびFABP3ノックアウトマウスの脳から単離し、AAの取り込みについて解析した。また、星状膠細胞を新生児(P1)マウスから分離し、3H-AA取り込みを解析した。 さらに正常マウスとFABP3ノックアウトマウスに、標準飼料(CFD)やAA含量を調整した高脂肪食(HFD-N6)を11週間与えて、行動評価を行い、これらのマウスの認知機能、感情(不安のような行動)および社会的機能を評価するとともに、神経病理学的検討を行った。 その結果、FABP3ノックアウトマウスから分離した微小血管や星状膠細胞では、アラキドン酸の取り込みが野生型に比べて低下していることが明らかになった。更に興味深いことに、FABP3ノックアウトマウスでは、HFD-N6飼料で飼育した場合に、正常マウスにくらべて、認知や情動に関する行動が大きく変化していることが明らかになった。またノックアウトマウスの脳では、アラキドン酸の含量変化が観察された。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)