Project/Area Number |
18F18737
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Japanese linguistics
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
森山 卓郎 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (80182278)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SHI LIXUN 早稲田大学, 文学学術院, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2018-10-12 – 2021-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2020: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2019: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2018: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
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Keywords | 動名詞 / VN / 名詞 / 動詞 / スル / 内の関係 / 外の関係 / 日本語動名詞 / 動名詞のN / 「動名詞+ダ」構文 / 動詞性 / 名詞性 / サ変動詞語幹 |
Outline of Annual Research Achievements |
漢語の動名詞(VN)は、「勉強する」のように動詞としての用法をもっていたり、「勉強をする・勉強だ」のように名詞としての用法を持っていたりする。しかし、その使い分けについてはこれまで明らかではなかった。例えば「今日は朝から勉強する」「今日は朝から勉強だ」のような表現をどう使い分けるのか、また、「勉強するとき」「勉強のとき」のような使い分けをどうするのかは、日本語学習者にとって大変難しい問題であった。 石博士は、こうした問題を日本語教育の現場から検討するとともに言語学的に検討し、膨大なコーパスデータを分析し、名詞として使用される条件を精査した。特に注目すべきは、「人が勉強する」→「?勉強の人・勉強する人」、「勉強する科目」「?勉強の科目・勉強する科目」のように格成分の構造(内の関係と呼ばれることがある)の場合には動詞性を反映した構造のほうが一般的であること、そして一方で、「勉強の理由・勉強する理由」のように、非格成分の修飾構造の場合、名詞的な構造で「VNのN」という構造をとりやすいことなどを発見している。ここから、「失敗した人 ・×失敗の人」、「失敗した原因・失敗の原因」のような表現のメカニズムが明らかになり、日本語学習に大きく役立つ知見が得られた。 こうした研究は日本語教育に資するものであるとともに、動詞とはなにか、名詞の特性とはどういうことか、といったことを言語学的に明らかにしていく極めて重要な研究である。これは日本語教育学会の学会誌『日本語教育』に採択され、現在印刷中である。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(10 results)