Experimental Research on Psychological and Neural Mechanisms of Helping Behaviors in Human Infants
Project/Area Number |
18F18999
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Cognitive science
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Research Institution | Doshisha University (2019) Kyoto University (2018) |
Principal Investigator |
森口 佑介 (2018) 京都大学, 教育学研究科, 准教授 (80546581)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
孟 憲巍 同志社大学, 研究開発推進機構, 助教 (50861902)
MENG XIANWEI 京都大学, 教育学研究科(研究院), 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2020-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 協力行動 / 発達科学 / 乳幼児 / 乳児 / 幼児 / コミュニケーション / 神経科学 / モチベーション / 評判 |
Outline of Annual Research Achievements |
乳幼児は自らの利益を犠牲にしてまで共有行動や情報提供行動といった向社会的な行動を自発的に行うが,それらがどのような動機に基づくものかよくわかっていない。本研究は,発達早期で見られる向社会的な行動の動機について,行動実験と神経科学的手法を用いて解明することを目指す。 本年度では,援助場面における神経科学的研究の実行可能性を検討するとともに実験方法論を確立させた。具体的には,幼児が平等分配を行う際の脳機能的変化をfNIRSで検討することを実現した。実験では,5-6歳児の自発的な分配行動およびその時の前頭葉活動について反応時間課題やfNIRSを用いて調べた。その結果,行動抑制が必要となる認知課題,および自らの資源を平等分配する際にDLPFCの賦活が見られ,他者の資源を平等分配する際にDLPFCの賦活が見られないことがわかった。これらの結果によって,幼児が自らの資源を平等分配する際は,利己的な欲求による行動を抑制している可能性が示された。本研究成果をまとめた論文は現在,発達科学の専門誌(国際誌)による査読を受けている。 また,子どもが他者の向社会的行動などをどのように記憶しているかについて実験的に検討し,他者の行為の協力性自体よりも,その行為が子どもの期待通りのものかどうかという要因が,その他者に対する子どもの記憶に影響を与えている可能性が示された。本成果をまとめた論文は,発達科学の専門誌のJournal of Experimental Child Psychologyに掲載された。さらに,社会的なコンフリクトをもつ他者同士の行動について乳児が空間的表象を用いて予測することを実験的に示し,その成果をProceedings of the Royal Society B: Biological Sciencesに掲載した。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(11 results)