Ia型超新星の爆発機構解明に向けた観測的三次元モデルの構築
Project/Area Number |
18H05865
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
0203:Particle-, nuclear-, astro-physics, and related fields
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Research Institution | Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
佐藤 寿紀 国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 基礎科学特別研究員 (60825975)
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Project Period (FY) |
2018-08-24 – 2020-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 超新星残骸 / Ia型超新星 / X線天文学 |
Outline of Annual Research Achievements |
X線を用いた超新星残骸の観測研究に関して二本の共著論文を査読論文として出版し、一本の主著論文と一本の共著論文を査読誌へ投稿した。また、国際学会での口頭発表一件と天文学会年会でのポスター発表一件を行った。 本研究ではIa型超新星残骸の三次元的構造から、その爆発機構の解明を目指した。特に、今年度は超新星残骸内に存在する塊状構造に着目し、これらがどのようにして形成されたかを議論するため「ジーナス統計」という手法を世界で初めて超新星残骸の観測研究に適応し、Ia型超新星残骸の三次元流体モデルとの比較を行った。結果として、これらの塊構造は爆発初期から存在していた事が示唆され、その形成過程は爆発機構を議論する上でも非常に重要なプロセスである事を指摘できた。本研究内容に関しては、米国 Astrophysical Journal 誌にて、現在査読中である。 加えて、Ia型超新星残骸内のドップラー偏移に着目した三次元構造の調査に関連する研究も順調に進める事ができた(Kasuga, Sato+19, PASJ & Millard+19, submitted to ApJ)。これらの結果は今後、三次元超新星モデルとの比較により、爆発機構の同定の重要な情報になりうる。 その他にも、超新星残骸 Cassiopeia A 内で起こる非熱的放射(宇宙線電子からのシンクロトロン放射)の時間変動に関して、多数の塊状の構造内を衝撃波が伝搬する際の、渦状乱流によって解析的に説明できる事を示し、Physical Review Letters 誌に掲載された(Fraschetti, Katsuda, Sato+18)。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)