魚類特有の器官「ヒレ」を活用した細胞内寄生細菌に対する細胞性免疫機構の解明
Project/Area Number |
18H06022
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
0603:Forestry and forest products science, applied aquatic science, and related fields
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Research Institution | Fisheries Research and Education Agency |
Principal Investigator |
松浦 雄太 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 増養殖研究所, 任期付研究員 (40823894)
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Project Period (FY) |
2018-08-24 – 2020-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | ノカルジア症 / 細胞性免疫 / ブリ / ヘルパーT細胞 / キラーT細胞 / CD4 / CD8 / 細胞内寄生細菌 / 養殖魚 / 獲得免疫 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、ブリ類において細胞性免疫を担う細胞を識別するための抗体を作製した。はじめに、ブリ白血球由来cDNAより細胞性免疫を担う細胞であるヘルパーT細胞およびキラーT細胞にそれぞれ特異的に発現するCD4およびCD8分子に対する遺伝子を単離した結果、CD4分子のホモログとしてCD4-1およびCD4-2、CD8分子のアイソフォームとしてCD8αおよびCD8βの計4遺伝子の単離に成功した。なお、本研究で単離した遺伝子は、これまでブリにおいて未報告の分子であった。 次に、抗体作製に使用する免疫原を作製するため、CD4およびCD8分子を安定的に発現する細胞の作製を行った。単離した遺伝子をマウス由来細胞にそれぞれ一過的に強制発現させた結果、全ての遺伝子が膜タンパク質として翻訳されることを確認した。強制発現させた細胞は継代培養し、安定発現株の作製に用いた。このうち、安定細胞株の樹立に成功したのはCD4-1、CD4-2、CD8βの3分子であった。 作製した安定細胞のうちCD4-1もしくはCD8β発現細胞をマウスに免疫し、定法に従い各分子に対するモノクローナル抗体の作製を行った。ブリ末梢血白血球を用いて抗体を産生するハイブリドーマの単クローン化を行った結果、生きたブリ白血球を認識する抗体の作製に成功した。現在、作製した抗体がCD4-1もしくはCD8βを正確に認識するかについて確認を行っている。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)