Project/Area Number |
18H06042
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
0701:Biology at molecular to cellular levels, and related fields
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
木股 直規 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 特任助教 (40822929)
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Project Period (FY) |
2018-08-24 – 2020-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 光受容 / OPN4 |
Outline of Annual Research Achievements |
非視覚系の光応答を担う光受容分子OPN4の活性化メカニズムをアミノ酸残基レベルで解明するため、マウスOPN4の変異体解析を行っている。着目したアミノ酸残基がOPN4の光活性化メカニズムに重要であることを確かめるには、発現するOPN4分子数に対する細胞の光応答を測定する必要がある。そこで、細胞に発現した野生型と変異型OPN4の発現量を比較するため、C末端に蛍光タンパク質mCherryが結合したOPN4(OPN4-mCherry)を作製した。OPN4-mCherryを発現させた培養細胞の光応答を観測したところ、野生型OPN4を発現させたものと同様の光応答を示したことから、OPN4-mCherryを変異体解析のコントロールに使用できることがわかった。そこで、脊椎動物ロドプシンの光活性化に重要なアミノ酸残基であるY191およびY268に着目し、これらに相当するOPN4のアミノ酸残基(Y224およびY309)についての変異体(Y224FおよびY309F)を作製した。これらの変異体を培養細胞に遺伝子導入したところ、両変異体ともに発現が確認できた一方で、野生型を発現した細胞とは異なる光応答を示した。この結果から、Y224およびY309がOPN4の光活性化メカニズムに関わるアミノ酸残基であることを見出した。 また、OPN4の光活性化メカニズムの生理的な意義を見出すため、アデノ随伴ウイルス(AAV)を用いてマウスの光感受性網膜神経節細胞(ipRGC)に変異体OPN4を発現させることを計画している。そのために、まずは感染した細胞で組み換え酵素Cre依存的に野生型OPN4-mCherryを発現させるAAVを作製した。その結果、マウスipRGCに感染させる上で十分な力価のAAVを得られた。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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