Project/Area Number |
18H06305
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
0907:Oral science and related fields
|
Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
岸本 直隆 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (50610911)
|
Project Period (FY) |
2018-08-24 – 2020-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
|
Budget Amount *help |
¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
|
Keywords | 脱分化脂肪細胞 / 脂肪組織由来幹細胞 / 細胞抽出物 / cell extract / シュワン細胞 / 末梢神経再生 / 唾液腺再生 |
Outline of Annual Research Achievements |
マウス脂肪組織を採取し、コラゲナーゼ処理後、遠心分離操作を行った。得られた成熟脂肪細胞から天井培養法にて脱分化脂肪細胞(Dedifferentiated Fat Cells: DFATs)、およびストローマ分画から脂肪組織由来幹細胞(Adipose-derived Stem Cells: ADSCs)を樹立した。ADSCs、DFATsを生食中に懸濁し、凍結・溶解を繰り返した後、遠心分離を行い、得られた上清をADSCs由来CE(CE-ADSCs)またはDFATs由来CE(CE-DFATs)として凍結保存した。 Mouse Angiogenesis Array Kitを用いてCEに含まれる血管新生関連因子の発現を解析した。またCE中のVEGF、bFGFの発現量をELISA Kitを用いて測定した。次にラットシュワン細胞株を購入し、タンパク濃度を調整した種々の培地で5日間培養した。培養開始から0、2、5日目、MTT assayを行いシュワン細胞数を測定した。 CE-ADSCs、CE-DFATsはともにCoagulation Factor III、FGF-2、HGF、Osteopontin、SDF-1、VEGFなど様々な血管新生関連タンパクを発現していたが、CE-ADSCs中のVEGF、bFGF発現量はCE-DFATsと比較して有意に高かった。CE-ADSCsのタンパク濃度を12.5 ug/mLに調整した培地を用いることで、CE無添加の培地と比較して、5日目にシュワン細胞数の有意な増加が認められた。本研究の結果からVEGFを発現しているCE-ADSCsのシュワン細胞増殖効果が示された。従ってCEは末梢神経再生における選択肢の一つとして有用である可能性が示唆された。
|
Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|