Project/Area Number |
18H06503
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
1101:Environmental analyses and evaluation, environmental conservation measure and related fields
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Research Institution | Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology |
Principal Investigator |
中嶋 亮太 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 海洋生物多様性研究分野, 研究員 (20546246)
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Project Period (FY) |
2018-08-24 – 2020-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | マイクロプラスチック / サンゴ礁 |
Outline of Annual Research Achievements |
当該研究は、サンゴ礁生態系におけるプラスチック汚染の実態を世界規模で明らかにするため、世界中のサンゴ礁におけるマイクロプラスチック汚染レベルのマッピングを行うものである。具体的には、世界10カ国地域のサンゴ礁から環境中(堆積物&水柱)とサンゴ体中に潜むマイクロプラスチックを拾い出し、その量と種類を調べ、得られた結果を世界地図に落とし込み、サンゴ礁におけるグローバルな海洋プラスチック汚染の状況を明らかにする物である。米国スクリプス海洋研究所の協力により、ハワイ(マウイ)、パルミラ環礁、パラオ、カリブ海、パナマを含む、世界10カ所以上のサンゴ礁域から堆積物を入手した。得られた堆積物試料は、ヨウ化ナトリウムにより堆積物とマイクロプラスチックを含む有機物とを分離した。分離されたマイクロプラスチックの夾雑物を除去するために、過酸化水素+鉄溶液による有機物除去ならびに1N塩酸による炭酸塩粒除去を行った。これら一連の化学処理によりマイクロプラスチックの抽出は完了している。これらの試料はナイルレッド染色を行い、ポリカーボネートフィルター上にろ過した後、蛍光顕微鏡下で観察を行った。その結果、採集されたおよそ40堆積物試料のいずれからもマイクロプラスチック様粒子が観察された。特にマウイ島で得られた試料からは比較的多いマイクロプラスチックが観察された。これらの試料は現在FTIR顕微鏡を用いてプラスチックの材質の分析しており、得られた結果を世界地図に落とし込んでサンゴ礁におけるプラスチック汚染のマッピングを完成させる予定である。したがって30年度のミッションは順調に進んだと言える。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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