日常会話形式による認知症スクリーニング法の地域における応用可能性の検証
Project/Area Number |
18J00061
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Clinical psychology
|
Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
大庭 輝 京都府立医科大学, 京都府立医科大学大学院医学研究科, 特別研究員(PD)
|
Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2021-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
|
Budget Amount *help |
¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2018: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
|
Keywords | 認知症 / 認知機能評価 / スクリーニング / コミュニケーション / 会話 / Information and Communication Technology (ICT) |
Outline of Annual Research Achievements |
当初の計画では、本年度は患者本人のみを対象とした調査を計画していたが、評価者の違いによる精度検証も含めた調査を行うことがより研究のインパクトが大きくなると考え、次年度に予定していた調査計画を前倒しし、患者及び介護者を同時に対象とした計画で倫理委員会の承認を得た。外来患者及び介護者を対象に調査を開始することができた。データが揃い次第、従来型の認知機能検査成績と、介護者及び専門職による日常会話式認知機能評価の関連性の検証を行う予定でいる。また、評価時の会話スクリプトも収集できており、このデータは今後自然言語解析によるICT実装に向けた基礎資料となることが期待される。また、株式会社エルブズと共同で、PCタブレット上のエージェントとの会話アプリの開発に携わり、認知機能評価を行うための自然な会話シナリオを作成した。現在調査の実施に向けて倫理委員会に提出する書類を作成している。 本手法を普及するために、先行研究のレビューを行い、コミュニケーションによる認知機能評価の意義について論文にまとめ発表し、また、地域における非公式な能力評価の必要性について論じた書籍が出版された。さらに、アメリカのシカゴで行われたAlzheimer’s Disease International 33rd Conferenceの展示スペースに申し込み、本手法を紹介した。多くの参加者に興味を持ってもらうことができたが、特に、発展途上国の参加者からは、「そもそも教育を受けていない高齢者が多いので、従来の認知機能検査は実施ができない」といった悩みが聞かれ、本手法に注目していると話があった。本手法をAMEDの認知症の検査/評価尺度・対応方法・フィールドに情報登録したところ、本手法に関心を持つ企業や自治体もあり、今後の共同研究の可能性について模索している。
|
Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
|
Report
(1 results)
Research Products
(9 results)