かぐや探査データと月隕石の起源地域推定から解明する月火成活動の変遷
Project/Area Number |
18J01786
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Solid earth and planetary physics
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Research Institution | Japan Aerospace EXploration Agency |
Principal Investigator |
長岡 央 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2021-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 月隕石 / 起源地域 / 月探査データ / 火成活動 / 月探査衛星かぐや / 月科学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は探査データと試料データを用いた統合サイエンスに基づき、月に広く分布する火山性領域(“海”と呼ばれる領域)の形成過程とその変遷を明らかにすることである。火成活動の評価には、月探査データと隕石試料の分析結果を組み合わせた統合科学的な手法を提案する。本手法では起源地域が定かでない月隕石についてその化学組成、固化年代、岩石学的特徴等を、月探査衛星「かぐや」や米国のルナ・プロスペクター、ルナ・リコネサンス・オービターが取得した探査データの情報と比較することで、その起源地域を特定しミクロな隕石試料データとマクロな探査データを結びつけた。
本年度は、月隕石の分析結果(元素量、固化年代、衝突履歴、等の情報)と月周回機が取得した元素分布・地質分布の情報を比較し、玄武岩質月隕石(NWA 773 clan, NWA 032 group)の起源地域、起源クレータを推定した。探査データとの比較から、NWA 773 clanは液相濃集元素が月面でもっとも強く濃集している領域Procellarum KREEP Terrane(PKT)内の海玄武岩領域、NWA 032 groupはPKTの外にある海玄武岩領域がそれぞれ起源地域である可能性が非常に高い。さらにNWA 773 clanに関しては、月隕石の衝突履歴とPKT内の起源地域に存在する衝突クレータの産状やクレーター周辺の元素濃度分布の比較から、起源クレータを推定した。月隕石NWA 773 clanの起源クレータ推定に関しては論文にまとめ、査読付の英文学術誌に投稿中である。
将来の月・惑星着陸探査に向け、着陸機や探査車に搭載可能な蛍光X線分析用のX線発生装置(焦電結晶型、CNT型)の検討を進めた。実験結果を基に数値シミュレーションを使って、X線発生装置の性能(計測時間や観測精度)の評価を行なった。評価結果は日本航空宇宙学会の査読付論文誌「Transaction of JSASS, Aerospace Technology Japan」に掲載された。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(16 results)
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[Journal Article] Global classification of lunar reflectance spectra obtained by Kaguya (SELENE): Implication for hidden basaltic materials2018
Author(s)
Hareyama, M., Y. Ishihara, H. Demura, N. Hirata, C. Honda, S. Kamata, Y. Karouji, J. Kimura, T. Morota, H. Nagaoka, R. Nakamura, S. Yamamoto, Y. Yokota, M. Ohtake
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Journal Title
Icarus
Volume: 321
Pages: 407-425
DOI
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Peer Reviewed
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