Project/Area Number |
18J12129
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Synthetic chemistry
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
田中 将道 慶應義塾大学, 理工学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2020-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2019: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2018: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | グリコシル化反応 / 非対称化 / メソジオール / 位置選択性 / 立体選択性 / ボロン酸 / 1,2-cis-グリコシド / 位置選択的 / 立体選択的 / 1,2-アンヒドロ糖 |
Outline of Annual Research Achievements |
採用1年目に開発した「ボロン酸触媒によるグリコシル化反応を利用したメソジオール非対称化法」のさらなる展開として、詳細な反応機構解析と天然生物活性分子LLBM-782類の共通部分構造の合成を行った。これまでに、メソジオールとして選択したmyo-イノシトール誘導体と1,2-アンヒドロ糖とのグリコシル化反応が、ボロン酸触媒存在下で速やかに進行し、完全な位置及び立体選択性で望む1,2-cis-グリコシドが高収率で得られることを見出している。DFT計算により本反応の反応機構解析を行った結果、本反応が、ボート型遷移状態を経由することで、当初の予想とは逆の位置選択性を発現していることが示唆された。さらに、他のドナーを用いた場合においても同様に反応機構解析を行った結果、どのドナーを用いた場合でも同様のボート型遷移状態を経由することで、高い位置及び立体選択性が発現していることが示唆された。また、本解析結果より本グリコシル化反応における位置選択性は、ドナー2位の立体化学に起因していることを明らかにし、それによって本グリコシル化反応における位置選択性の予測モデルを確立した。また、本グリコシル化反応の高い位置及び立体選択性は、ドナーの保護基にほとんど影響を受けず、高い選択性が維持されることを明らかにした。さらに、本手法を応用することで、β-マンノシド結合を有する天然生物活性分子であるLLBM-782類の部分構造の合成を達成した。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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