新規エーテルライゲーション法の開発と生体内ポリアミン標的RNAアプタマーの取得
Project/Area Number |
18J12822
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Chemical pharmacy
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
太田 礼伊也 大阪大学, 薬学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2020-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2018: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | ポリアミン / アプタマー / SELEX |
Outline of Annual Research Achievements |
ポリアミンはほとんどすべての生物に含まれている生体内生理活性物質である。ポリアミンは核酸に作用することで転写や翻訳に影響を及ぼし、生命活動を制御していると考えられている。過剰のポリアミンは細胞外に排出され、最終的に尿中に排出されるため腫瘍マーカーへの応用が期待されている。しかしながら、ポリアミン類の抗体はいくつか取得されているものの、検出系の確立に至った例は少ない。近年、アプタマーと呼ばれる核酸分子に注目が集められている。アプタマーは標的分子の三次元立体構造を高度に認識し、特異的に結合することが知られている。SELEXでアプタマーを取得することができるが、固相樹脂に標的分子を担持した固相担持型誘導体の調製が必要である。標的分子が持つ官能基を足掛かりに担持する方法は、誘導体調製が簡便である一方で、目的のアプタマーが得られない場合があった。今回、申請者は生体内生理活性物質ジアセチルスペルミジンおよびハイプシンを特異的に認識するアプタマーの取得を目指して、各固相担持体の合成を達成した (Org. Biomol. Chem. 2019, 4, 867-875.)。また生物活性物質を固相樹脂に結合する新しい方法が一般に必要であることを鑑み、生物活性物質をエーテル結合で固相樹脂に結合する新しい手法の確立を目指した。エーテル結合の形成には、所属研究室で開発されたピリジニウム型塩中間体を経由するエーテル合成法を応用した。著者は本反応の詳細を理解するべく、ピリジニウム型塩中間体を経由するエーテル合成法における反応活性種(シリルトリフラートとピリジン種の複合体)の構造解析研究を実施した。また、本反応を固相樹脂上でのエーテル結合形成反応に応用すべく検討し、固相樹脂上でのエーテル結合法における知見を得ることができた (J. Org. Chem. 2018, 83, 6432-6443.)。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)
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[Journal Article] Highly Discriminative and Chemoselective Deprotection/Transformations of Acetals with the Combination of Trialkylsilyl Triflate/2,4,6-Collidine2018
Author(s)
Reiya Ohta, Nao Matsumoto, Yoshifumi Ueyama, Yuichi Kuboki, Hiroshi Aoyama, Kenichi Murai, Mitsuhiro Arisawa, Tomohiro Maegawa, Hiromichi Fujioka
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Journal Title
JOURNAL OF ORGANIC CHEMISTRY
Volume: 83
Issue: 12
Pages: 6432-6443
DOI
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Peer Reviewed / Int'l Joint Research
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