NKCC2のエンドサイトーシスとBartter症候群におけるモエシンの役割の解明
Project/Area Number |
18J13356
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Kidney internal medicine
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
川口 高徳 立命館大学, 薬学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2020-03-31
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Project Status |
Declined (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2019: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | トランスポーター / エンドサイトーシス / 電解質輸送 / モエシン / NKCC2 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、モエシンノックアウト (MKO) マウスを用いてヘンレのループの太い上行脚において、モエシンが担うNa+/K+/Cl-共輸送体2 (NKCC2) のエンドサイトーシス制御および電解質再吸収における役割を解析し、その成果を学術論文として発表した (Kawaguchi K et al. Pflugers Archiv, 2018, 470(7), 1055-1068)。 NKCC2のエンドサイトーシスにおけるモエシンの役割について、日本生化学会近畿支部例会で口頭およびポスターでの発表を行った。その結果、優秀発表賞を受賞することができた。本研究により、モエシンがNKCC2の細胞膜における脂質ラフトへの集積に重要な働きを担い、正常なエンドサイトーシスに必要なタンパク質であることが明らかとなった。次世代を担う若手ファーマ・バイオフォーラムや日本生化学会大会においても本研究成果を口頭発表した。 また、K+アナログとしてTl+を用いたNKCC2の輸送活性測定およびin vivoにおける血中、尿中の電解質動体を解析し、NKCC2を介した電解質再吸収の変化を解析した。MKOマウスでは、エンドサイトーシスの異常により細胞膜上でのNKCC2の蓄積が見られ、電解質輸送活性の上昇が確認された。in vivoにおいても、高Cl-血症や尿中へのNaClの1日総排泄量の低下などが認められた。本研究結果についても、Europhysiology、生体膜と薬物の相互作用シンポジウム、近畿生理学談話会およびFAOPS 2019などの国際および国内学会で発表を行った。生体膜と薬物の相互作用シンポジウムでは優秀発表賞を受賞した。また、膜誌 (日本膜学会) において、研究結果に基づく総説を発表した (Kawaguchi K et al. 膜, 2018, 43(5), pp199-205)。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(9 results)