エストロゲンの心血管病に対する作用機構解明および新たな治療戦略の構築
Project/Area Number |
18J13507
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Cardiovascular medicine
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
安達 裕助 東京大学, 大学院医学系研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2020-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2019: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2018: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 血管周囲脂肪組織 / 褐色化 / エストロゲン / 動脈硬化 / 褐色脂肪 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度までの研究により、卵巣摘除メスマウスの血管傷害後の血管周囲脂肪組織ではマクロファージの浸潤と共に、脂肪組織の褐色化が認められることが分かった。今年度はマウス血管周囲脂肪組織由来細胞株を用いて、褐色化した血管周囲脂肪組織が果たす役割を明らかにすることを目標とした。褐色化誘導させた血管周囲脂肪組織由来間質血管細胞群の培養上清をマクロファージ細胞株に添加すると、炎症サイトカインが低下し、抗炎症型のマクロファージマーカーの上昇を認めることが分かった。褐色化を抑制した血管周囲脂肪組織由来間質血管細胞群の培養上清をマクロファージ細胞株に添加すると、炎症サイトカインが上昇し、炎症型のマクロファージマーカーの上昇を認めた。また動物モデルにおいても、血管周囲脂肪組織の褐色化を促進すると血管リモデリングが抑制されることが分かった。上記の結果から、褐色化した血管周囲脂肪組織はマクロファージを抗炎症型に変化させることで血管の炎症を収束化している可能性が示唆された。今後は褐色化した血管周囲脂肪組織がどのような機序でマクロファージを抗炎症型に変化させるのかを明らかにし、エストロゲンシグナルとの関わりも明らかにしていきたいと考えている。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)