Chemical Manipulation of Near-Infrared Responsiveness of Carbon Nanomaterials for Biomedical Applications
Project/Area Number |
18J14421
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Nanomaterials chemistry
|
Research Institution | Toyama Prefectural University |
Principal Investigator |
福田 亮介 富山県立大学, 工学研究科, 特別研究員(DC2)
|
Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2020-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2019)
|
Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2019: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2018: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
|
Keywords | 単層カーボンナノチューブ / 近赤外光応答性 / 活性酸素種 / apoA-I / 高密度リポタンパク質 / ポルフィリン誘導体 / 後眼部疾患治療用点眼剤 |
Outline of Annual Research Achievements |
これまで(6,4)-、(6,5)-SWNTの生体適合化のために、それぞれをapoA-Iと複合化させ((6,4)-、(6,5)-SWNT/apo)、光応答性を調べてきた。そして近赤外光照射下、(6,4)-SWNT/apoが(6,5)-SWNT/apoよりも高い活性酸素種(1O2、•OH)生成活性を示すことがわかっている。またチオフェン縮環ポルフィリン誘導体ZnPfThICを(6,5)-SWNTと複合化することで、•OH生成活性が増強することも明らかとなった。今年度は、(6,5)-SWNT/apoにさらにZnPfThICを物理吸着させた(6,5)-SWNT/ZnPfThIC/apoを精製取得しようと試みたが、系中に混入する(6,5)-SWNTを含まないZnPfThIC/apo複合体を完全に除去できなかった。今年度までに得られた、(6,4)-SWNTの優れた活性酸素種生成、apoA-I物理吸着による生体適合化、がん・アルツハイマー病治療応用に関するデータをまとめた原著論文を国際誌に投稿した。 またapoA-I研究の一環として、ドラッグキャリア開発研究を進めている高密度リポタンパク質(HDL)の作製法開発も行った。HDLは脂質とapoA-Iからなる生体ナノ粒子であり、既存の試験管内作製法は、緻密な作業を含む多段階の工程からなる。我々は、尿素変性剤を用いて、構成脂質とapoA-Iとを混ぜるだけでHDL作製する方法を考案した。それと同時に、生化学的・分光学的手法を利用して、形成メカニズムを調べた。その結果、30 nmの脂質粒子形成、apoA-Iの脂質粒子表面への結合により、HDLが形成されることがわかった。これらの成果を学会発表し、原著論文を国際誌に投稿した。他にも、リポタンパク質の生合成・構造・生物活性・DDS応用について最近の研究をまとめた総説を執筆し、国内英文誌に投稿した。
|
Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Report
(2 results)
Research Products
(9 results)