力学刺激による超分子構造の制御を基軸とした革新的メカノクロミック材料の創成
Project/Area Number |
18J14997
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Functional solid state chemistry
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
稲森 大貴 東京大学, 総合文化研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2020-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2019: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2018: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | ロタキサン / 超分子 / サーモクロミック / メカノクロミック / ゲル / クロミック分子 |
Outline of Annual Research Achievements |
まず、超分子構造の一つとして代表的な分子群であるロタキサンの構造変化を利用し、超音波照射によって色変化するメカノクロミックと考えられる挙動が確認できた他、熱に応答して発光色変化を示すサーモクロミック応答性を見出した。このロタキサンは、弱い相互作用で構成されているため、材料に加わる微小な応力を認識する応力センサとして機能することが考えられる。そこで本年度は、このロタキサン構造を高分子ネットワーク内に持つゲル材料を合成し、材料の凍結により生じる微小な応力に対してメカノクロミック挙動を示すか調査した。結果として、このゲル材料の温度可変発光スペクトル測定を行ったところ、ゲル材料の凍結温度以下で発光色の大きな変化が見られた。また、この特性は温度の昇温、降温過程において高い可逆性を示した。材料が破壊される前の小さな応力を検出することが可能となるこの材料は、材料の破壊強度に対する基礎的な知見を得る手法としてや、過剰な力による破壊前に事前に認知させる材料の開発において重要な知見を与えることが期待できる
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)