光電子特性制御と一次構造制御を両立した高性能半導体高分子の創成
Project/Area Number |
18J21080
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Polymer/Textile materials
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
落合 優登 山形大学, 有機材料システム研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2021-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2020: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2019: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | ポリチオフェン / 半導体高分子 / 立体配座 / 一次構造制御 / 精密合成 / 重縮合 / モルフォロジー / 高分子合成 / ストレッチャブルエレクトロニクス / 分子量分布 / ブロック共重合体 / 含フッ素芳香環 |
Outline of Annual Research Achievements |
精密重合性と光電子特性制御を両立する新奇π共役ビルディングブロックの開発に成功した。令和2年度はm-alkoxy-substituted fluoro-aryl側鎖基を導入した明確な一次構造を有するポリチオフェン誘導体群の特異な温度依存性モルフォロジー変異メカニズムを明らかにした。本研究成果はACS OMEGA誌に掲載された。 含フッ素芳香環を有するポリチオフェン誘導体は主鎖立体配座のねじれと側鎖の電子求引性により、一般的なアルキル側鎖基を導入したポリ(3-ヘキシルチオフェン)(-4.9 eV)よりも深いHOMOエネルギー準位(-5.62 eV ~ -5.21 eV)を示した。加えて、ねじれの大きな主鎖立体配座は薄膜状態でも熱処理により簡単に共平面化することを光電子分光法、熱分析、光学特性解析および射入射見広角X線測定により見出した。この熱依存性のモルフォロジー転移挙動は芳香環側鎖上に導入されたアルキル鎖長により決定され、より短いアルキル鎖を有する試料では熱処理による分子間相互貫入の促進に起因したラメラ間隔の縮小が確認された。この考察として、高分子薄膜の熱アニール処理により主鎖立体配座のねじれが増大し、より密なパッキング構造を形成するためであると推測した。一方で、より長いアルキル鎖を有する試料では分子間相互貫入が薄膜の熱処理により減衰し、それに起因したと考えられるラメラ間隔の拡大と主鎖立体配座ねじれの共平面による有効共役長の拡大が観測された。長いアルキル鎖はそれらの立体障害により物理的なスペーサーとして働き、分子間の相互貫入構造の形成が阻害することで主鎖のねじれの緩和と平滑化が熱処理により進行したと考えられる。 以上の実証実験およびモルフォロジー変異メカニズムの解明は、半導体高分子の相転移挙動の本質を理解する上で重要なマイルストーンとなることが期待される。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(8 results)