重力レンズ効果の高解像像復元と高赤方偏移爆発的星形成銀河の星形成機構に関する研究
Project/Area Number |
18J21092
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Astronomy
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
石田 剛 東京大学, 理学系研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2021-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2020: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2019: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 重力レンズ効果 / サブミリ波銀河 / ALMA / レンズモデリング / DESHIMA / アウトフロー / 空間分解 / 装置開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
高い感度と分解能の電波干渉計ALMAと重力レンズ効果を組み合わせ、遠方銀河の内部構造を明らかにするべく、3つのケーススタディを行なった。 まず1つ目に、赤方偏移2.56のcloverleaf quasarのALMA CO(3-2)データについて、T.Odagawa氏と共に周波数方向の3D Cube全体の像復元に取り組んだ。GLAFICを用いて像復元を行なったところ、南北方向への分子ガス円盤の回転が明らかとなった。3D-Baroloを用いた力学モデリングによると、質量として2.9×10^10 Msunという値が得られ、非常に豊富なガスを持つ銀河であることが示唆された。 次に、赤方偏移6.0629にある重力レンズ効果を受けたサブミリ波銀河(SMG) H-ATLAS J0900について、A. Tsujita氏とともにGLAFICを用いたレンズモデリングを行なった。連続放射をモデリングしたところ、先行研究(Zavala+2018)とは異なるモデルが得られたが、よりS/Nもビームサイズも高いクオリティのデータであることに鑑みれば、更に精細なモデルが得られたと解釈できる。 3つ目に、自身がPIとなって観測した、赤方偏移3.042にあるSMG SDP.81の[CII] 158 umのデータの論文化について、レフェリーに指摘された問題点である系統誤差の評価を行うため、レンズ・ソースをまとめて画像全体で復元する形式のモデリングを新たに行なう手法を検討中であるが、高解像度データの強みが活かせなくなる可能性もあり、継続して手法を模索中である。 以上3つのケーススタディと並行し、ミリ波・サブミリ波帯の重力レンズ候補天体を広くサーベイすることが可能な、次世代型の超広帯域分光観測装置DESHIMAの解析パイプラインの開発(ビームマップ解析・副鏡解析・ポインティング観測等)を、自身が中心となって広く推し進めた。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(4 results)