酵素活性制御アプタマーを用いた自律型シアノバクテリア有用物質生産・回収技術の開発
Project/Area Number |
18J21514
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
System genome science
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
上野 絹子 東京農工大学, 大学院工学府, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2021-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2020: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2019: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | アプタマー / 合成生物学 / 阻害アプタマー / RNAポリメラーゼ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、微生物を用いた物質生産において目的物質が生産されたタイミングで菌体が自律的に溶菌し、目的物質の回収を容易に行うことができる制御系の開発を目指した。具体的には、ファージ由来 RNAポリメラーゼの活性を制御可能なRNA配列である酵素活性制御アプタマーを開発し、薬剤生産やバイオ燃料関連化合物の生産へ応用が試みられているシアノバクテリアに対して導入することで効率的な物質生産技術の開発を試みた。令和2年度は既報の酵素阻害アプタマーの機能評価と、またシアノバクテリアにおけるRNAポリメラーゼの機能評価を試みた。具体的には、前年度に最適化したSP6 プロモーター配列を用いて、大腸菌における酵素阻害アプタマーの機能評価を行なった。その結果、大腸菌においてはSP6RNAポリメラーゼ阻害アプタマーが機能し、RNAポリメラーゼ活性を阻害することが明らかとなった。また、SP6 RNAポリメラーゼを初めてシアノバクテリア内で発現・機能評価を試みた。本研究ではシアノバクテリアにおけるポリメラーゼの発現が確認できなかったものの、大腸菌においてSP6 ポリメラーゼアプタマーが阻害能を発揮することを確認できたため、今後RNAポリメラーゼとアプタマーを組み合わせた遺伝子発現制御ツールの開発が期待される。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(10 results)