Project/Area Number |
18K00116
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 01040:History of thought-related
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Research Institution | Okinawa University |
Principal Investigator |
我部 聖 沖縄大学, 経法商学部, 准教授 (30635256)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
若林 千代 沖縄大学, 経法商学部, 教授 (30322457)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 沖縄思想史 / 占領 / 沖縄戦後史 / 沖縄文学 / アジア思想史 / 沖縄表現史 / 生存権 / 感染症 / 公衆衛生 / データベース / 批評・評論 / 日本思想史 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、現代沖縄における思想の生成について、1945年の沖縄戦以後から2000年代に焦点を当て、歴史的に検証・考察するものである。 本年度は、昨年度までの成果を踏まえて、研究代表者及び研究分担者は、研究論文執筆や研究発表をおこなった。また昨年度に引き続き、「社会と思想」、「文化と思想」という2つの視点から、戦後沖縄で発刊された新聞や雑誌、単行本に発表された沖縄をめぐる批評や評論、文学作品等を収集するために、沖縄大学図書館、沖縄県立図書館、沖縄県公文書館、那覇市立図書館、浦添市立図書館など沖縄県内の図書館で資料調査・資料収集をおこなうとともに、大学図書館の遠隔サービス(文献取り寄せや複写)を利用して資料を収集した。 我部聖(研究代表者)は、アメリカ占領下の沖縄の出版事情に関する論考、沖縄文学における「障害者」表象の分析を通じて沖縄近現代文学史研究を読みかえる研究発表、アメリカ占領下の沖縄において検閲をくぐり抜ける文学・演劇表現に関する論考などを発表した。若林千代(研究分担者)は、占領初期の米軍による沖縄統治の変遷に関する論考、1950年代の沖縄の政治事件に関する論考、沖縄の「復帰50年」に関連した論考や口頭発表、沖縄戦後史研究の新崎盛暉氏が寄贈した新崎盛暉文庫に関する講演、米軍占領期に関する研究発表をおこなった。 昨年度に引き続き、研究代表者が2007年にまとめた「岡本恵徳著作目録」の増補に向けた資料調査・収集、故・屋嘉比収氏の著作集の編集及び「著作目録」の作成に取り組んでいる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で、海外からの研究者を招聘しての研究会を実施できず、翻訳や通訳の問題などでオンラインでの開催も実現できなかった。昨年度に引き続き、個人所蔵資料の保存・デジタル化を検討していたが、業者との調整がうまくいかず、研究計画を変更することになった。また新型コロナウイルス対策としての遠隔授業の対応に追われた上に、研究代表者も家庭の事情により研究を進めることができなかった。 一方で、本研究に関して、研究代表者や研究分担者は、社会・学会等からの求めに応じて、研究論文執筆や研究発表を通じて研究成果を公表している。資料収集及びデータベース化も進めるなど着実に成果を上げている。
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Strategy for Future Research Activity |
「社会と思想」、「文化と思想」の2つの視点から戦後沖縄の思想に関する資料調査を継続する。「文化と思想」に関しては、収集した資料を基に「岡本恵徳著作目録」の増補をまとめる。また「社会と思想」に関しては、沖縄近現代思想史研究者の故・屋嘉比収氏の「著作目録」をまとめる。次年度、屋嘉比氏の単行本未収録の文章をまとめた著書が刊行された場合には、本研究の成果として、戦後沖縄の思想をテーマにしたシンポジウムを実施することを考えている。 本研究の成果を研究論文や研究発表を通じて公表する予定である。
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Report
(5 results)
Research Products
(33 results)