A Cultural Study on the Intersection of Expressive Culture and Civic Movements in Late 1960s Japan
Project/Area Number |
18K00224
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 01070:Theory of art practice-related
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
粟谷 佳司 立命館大学, 衣笠総合研究機構, プロジェクト研究員 (90411115)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2020: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 表現の文化研究 / キー・パーソン / メディア / アート・ワールド / 文化社会学 / 芸術文化 / 音楽文化 / 片桐ユズル / 大阪万博 / 市民運動 / 表現文化 / 鶴見俊輔 / フォークソング運動 / 限界芸術論 / べ平連 / 現代美術 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、昨年度までの研究から引き続いて研究課題に関する文献、資料調査とこれまでのインタビュー調査の検討、整理を行い、その成果として著書を出版した(『表現の文化研究 : 鶴見俊輔・フォークソング運動・大阪万博』新曜社、2023年)。 本研究では、市民運動と交差する芸術文化の表現者たちについて、日本の1960年代後半を中心としながら1970年開催の日本万国博覧会(大阪万博)へ至る表現活動と言説の分析を行った。また、表現文化と市民運動がどのように交差したのかということを、特にフォークソング運動と大阪万博をめぐる事例から検証した。研究では、鶴見俊輔の言説を中心に、フォークソング運動に関しては、片桐ユズル氏を始めとしたキー・パーソンへの聞き取り調査の検証を行い、大阪万博に参加した美術関係者については文献、資料の調査と分析を行った。併せて、研究方法としてアート・ワールド論の理論的な整理を行い、本研究の事例への応用について考察を行った。 表現文化という芸術、文化空間の研究については、大阪府立中之島図書館で大阪万博の関連資料や美術・デザイン関連雑誌を中心に時代状況と関わる記事や関係者の論考の調査を行い、国立国会図書館や立教大学共生社会研究センターでは表現文化や市民運動と関連する文献、資料の調査を行った。 研究を通じて、表現者たちが社会的な問題を表現活動に取り入れることで構築された芸術や文化の空間を、時代状況とともに検証を行い、表現文化の現代における意義と課題について考察を行った。
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Report
(6 results)
Research Products
(12 results)
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[Book] 表現文化の社会学入門2019
Author(s)
粟谷佳司、太田健二(編著)
Total Pages
232
Publisher
ミネルヴァ書房
ISBN
9784623086610
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