Early-modernity of the Stock Type of Villain in English Revenge Tragedy
Project/Area Number |
18K00392
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02030:English literature and literature in the English language-related
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Research Institution | Kanto Gakuin University |
Principal Investigator |
中村 友紀 関東学院大学, 経営学部, 教授 (80529701)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2021: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2020: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 復讐劇 / 近代初期イングランド演劇 / 法学院 / 正義 / 古典 / 仮面劇 / ハムレット / ボレアリズム / 人間性 / 人文主義 / ルネサンス / エイリアン / エリニュエス / 懲罰 / 反価値 / 暴力 / 倫理的反価値 / 美学的反価値 / セネカ / スケープゴート / イギリス演劇 / 近代初期 / セネカ悲劇 / モンスター / 翻案 / 近代初期イングランド / 人物造型 / 様式 / 常套 / 悪役 / ビジランティズム |
Outline of Annual Research Achievements |
2020-21年度にかけてパンデミックのために機会喪失していた研究成果の公表や調査を、22年度に延長して実施した。 1. この課題による成果を論文としてまとめ、2022年中に出版される予定の刊行物に投稿した。編集責任者から受理の連絡があったが、出版計画自体が半年以上遅れるとのことで、現在進展がない。 2. 2022年6月28日から7月4日にかけて、イタリアのローマ第1大学で開催された国際学会 "Shakespeare, Austin and Audiovisual Translation"にて口頭発表を行った。黒澤明の『蜘蛛巣城』DVDに付された2種の異なる字幕が、いわゆる文化の「厚い記述」として日本語、英語それぞれの文化の諸価値を、全く異なるベクトルで訳出している点を分析した。 3. 2023年2月12日から20日にかけて、大英図書館で調査を行った。主に以下の2つの調査を行った。(1)プロットやキャラクタライゼイションなどの、復讐劇の様式化されたコンベンションを検証するために、主に16-17世紀の法学院の仮面劇の劇作や上演にかかわる資料を調査した。法学院でのrevel開催やmasque上演、および教育活動の記録(例えばAntiquities of the Inns of Court and Chancery(1804年)やObservations on the Constitution, Customs and Usuage of the Honourable Society of the Middle Temple(1896年)やその他のミドル・テンプル法学院関連の資料など)を調査した。(2)直近の学会発表原稿の準備のため16世紀イングランドにおけるフランスからの輸入テクストの翻訳文化についての資料等を調査した。 4. 論文「ボレアリズム的『ハムレット』:映画『ノースマン』の北欧表象」(『比較文化研究』151号2023年4月発行)を執筆した。この論文は、2022年12月17日(土)に開催された日本比較文化学会関西支部例会にて、「ボレアリズム的ハムレット:『ノースマン』・アムレート伝説・シェイクスピアの『ハムレット』」の発表題目にて口頭発表したものである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
課題を開始した当初より、16-17世紀の法学院での劇作・上演についての情報を収集することを優先順位の高い目標としていた。2022年度の調査により、これまでの先行研究では分析のみならず言及すら殆どなかった演目の詳細も入手でき、当課題の研究、および22年度からの次の課題にもつながる情報を得ることができた。また、延長したことで当課題にかかわる新たな論文をもう1編2022年度に学会で口頭発表することができた。当初は想定していなかった、映画翻案における字幕が、近代初期の、あるいはターゲット言語の文化圏の社会が持つ諸価値を、まったく異なる言語表現で表象するという問題に取り組むことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度の学会で口頭発表を行った論文を2023年に出版するため、さらにもう1年、課題期間を延長した。延長の目的である論文の出版をもって、この課題を完了させる。
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Report
(5 results)
Research Products
(15 results)