Understanding narrow syntax as the core of the language organ: Toward its further minimization and simplification
Project/Area Number |
18K00592
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02060:Linguistics-related
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Research Institution | Chukyo University |
Principal Investigator |
野村 昌司 中京大学, 国際学部, 教授 (60410619)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | MERGE / pair-Merge / FORMSEQUENCE / Head Movement / Chomsky / Chomsky (2015) / Chomsky, et al. (2019) / Passives / Causatives / Japanese / Labeling Algorithm / 統語論 / 生成文法理論 / ミニマリスト・プログラム / 併合 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年5月21日・22日に同志社大学主催でオンライン開催された日本英文学会第94回全国大会の第6部門シンポジア「SMT下におけるMergeとその補助的操作について:pair-MergeからFORMSEQUENCEへ」において、「SMT下における「主要部移動」」という演題で、「主要部移動」に関する新しい提案を行なった。Chomsky (2021)では、pair-Mergeとは別にFORMSEQUENCE(FSQ)という新しい補助的操作が提案され、これまでpair-Mergeで説明していた主要部間の説明がFSQでも同様に可能であると主張し、近年では、externalizationの問題とされ、syntax内での移動ではないとされているV(INFL)-to-Cの移動は、head-to-headの移動ではなく、単なるinternal Mergeで捉え直すことを提案した。2023年度末に、Chomsky (2022, 2023)により、理論研究にまた進展があり、pair-Merge及びFSQといった補助的操作に関する理論的根拠が希薄になってきている。よって、そのような補助的操作に全く依拠しない更に最小化・単純化された統語システムでpair-Merge/FSQで説明できるとされている言語現象を捉える新たな提案が必要である。コロナ禍等の諸般の事情により、補助事業期間再延長の承認申請を行い、2023年度も研究を継続、本研究課題の総括を行うこととなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ禍の影響はもちろん、本研究開始からChomskyによる理論のアップデートが頻繁に行われていることなどにより、当初計画していた方向性なども再考する必要が出てきた。そのため、補助事業期間再延長の承認申請を行い、2023年度も本研究課題を継続して行うこととなった。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年9月に行われた日本言語学会でChomsky氏がpair-Mergeに代わる新たな操作FORMSEQUENCEを提案し、Chomsky (2021)でHead-movementに関する研究の方向性についても言及した。これは本研究の今後の方向性にも影響を及ぼす研究であった。2022年度は、5月に行われた日本英文学会にて、Chomsky (2021)の枠組みで、pair-Mergeに代わり、FORMSEQUENCEによる分析とV(INFL)-to-C移動の単純併合を用いた分析を提案した。Chomsky (2022, 2023)は、Chomsky (2021)で提案したばかりのFORMSEQUENCEについても廃止する動きを見せたため、これまでpair-Merge, FORMSEQUENCEで捉えようとしていた現象についても単純併合及びSaito (2011)で提案された複合体{R, {v*, {T, C)))を生成してから派生を構築していく分析を組み合わせることを試みる。年度末に、近代理論言語学における主要部移動研究の総括を行う。
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Report
(5 results)
Research Products
(8 results)