CLILを活用した工学系英語教育:技術者との協働によるものづくり教材・指導法開発
Project/Area Number |
18K00741
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
植村 隆 山口大学, 大学院創成科学研究科, 准教授 (90786097)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 真 上智大学, 文学部, 教授 (10317498)
青柳 成俊 長岡工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (70231785)
田中 真由美 武庫川女子大学, 文学部, 准教授 (50469582)
市村 勝己 長岡工業高等専門学校, 一般教育科, 教授 (60746387)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2020: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2019: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | CLIL / 工学系大学院英語教育 / 工学英語 / 高専 / ものづくり英語 / キャリア教育 / 教材開発 / 工学教育 / STEM / 英語教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究成果の国際的発信活動として、WORLD CLIL2022国際会議での学術発表を行った。2018年から取り組んできた本研究取組の集大成として教材開発と授業設計の紹介を行った。また、継続分析してきたCLIL教育手法による4段階のものづくりの英語表現(単純、具体的、論理的、的確な伝達)学習についての学習者認識、および製造業向け英語授業受講の修士課程22名の学生に対し実施した事前・事後スピーキング課題の調査結果を発表した。学習者認識についての半構造化インタビューデータをテーマ分析した結果、主に、受講生の海外勤務に対する動機づけの高まりが見られた。事前・事後スピーキング課題結果の比較調査からは、①議論の範囲を絞る②情報源を示しながら状況を説明する等の言語運用能力が特に向上した点が明らかになった。
また、これまで工学系大学院生を対象としてきた本研究であるが、異なる工学系高等教育機関における4段階のものづくりの英語表現習得を目指す開発教材の展開利用可能性と効果を検証すべく、高専を文脈とする授業で高専生の評価を探索し論文発表した。機械工学科、本科5年生および専攻科2年生対象の英語授業全15回中最後5回を発展授業として教材利用した。全10ユニットの中から①ものづくりの英語表現概論 ②単純・具体的伝達と論理的伝達から各1ユニット ③的確な伝達から2ユニットを選定し、授業実践後に得た計47名のアンケート(5件法および自由記述)回答を分析・検証した。結果、国際的に働く意欲の涵養と自主的にダイアログ発話練習する授業外学習動機づけに課題が残ったものの、以下4点の肯定面が示唆された。①内容と言語を同時に学習する意義を認識しやすい教材 ②適切な教材難易度 ③製造業向け語彙・表現・読解用記事学習を通じたキャリア教育としての効果 ④言語の働きを学ぶことによる状況別英語表現運用への意識の高まり。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナ感染症対策で遅れていた2021年度にデータ収集した事前・事後スピーキング課題の学習者言語パフォーマンスについての詳細分析を完了し、最新データとしてWORLD CLIL 2022国際会議での学術発表内容に反映した。研究期間最終年度に計画していた英語教育系国際学会での学術発表を達成したこととなる。また内容言語統合型学習の言語面だけでなく、内容面にあたる工学の観点から工学教育系論文を投稿する計画となっていたが、長岡工業高等専門学校研究紀要に論文掲載となった。今後は、本年度までの研究成果に付加価値をつける取組が必要と考えている。WORLD CLIL 2022国際会議での学術発表を含む内容の論文化取組を進めることと、本研究最終成果物となる予定の開発教材については、更なる改善を加え、特に高次の思考を涵養するタスクの改良化を通じて完成度を上げる努力を継続していきたい。
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Strategy for Future Research Activity |
次の3点を研究推進方策とし、本共同研究完遂に臨む予定である。(1)より多くの国内外研究者や教育関係者への研究成果の情報拡散を図るため、ウェビナー形式での研究成果発表を行う。(2)最終成果物となるCLIL教材への追加改善を本年度までのフィードバックを踏まえて実施し教材冊子化を行う。(3)WORLD CLIL2022国際会議での発表内容を軸にしつつ英語教育系国際学会誌投稿に向け論文化を行う。
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Report
(5 results)
Research Products
(13 results)