Project/Area Number |
18K00855
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
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Research Institution | Nagaoka Sutoku University (2023) Kanazawa Professional University of Food Management (2022) Niigata University of Management (2019-2021) Kwansei Gakuin University (2018) |
Principal Investigator |
川崎 眞理子 長岡崇徳大学, 看護学部, 教授 (30779989)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2021: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2020: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2019: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2018: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | 正書法知識 / 英語運用能力 / 語彙力 / 識字力 / 英語綴り力 / 日本語識字力 / ディコーディング / 読み書き能力 / EFL / 英単語 / 綴り力 / 英語正書法 / 英語力 / 英語 / スペリング / 正書法 / 英語スペリング / ESL / 小学校 / 英語綴り / 認知処理 / 学習支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
日本人成人英語学習者は、英語の綴りの特徴にどの程度気づいている(正書法知識を有する)のか、およびその知識と語彙力や学習歴に関係があるのかを明らかにするため、次の課題からなる実験を行った。① 綴りに関する規則の知識を調べる市販のTest of Orthographic Competence、② 英語力の指標として、語彙力を測定するWEB上の語彙ファミリテスト、③ 提示された文字列が英語の実単語(実際に存在する単語)か疑似単語(文字の並びとしては存在するなど、英語母語話者は発音可能な単語)かを判断する語彙性判断課題、及び④ 基本情報・英語学習歴ならびに日英語で読む習慣や読むことに関する情報収集のための質問紙調査。③及び④はWEB上の心理学実験サイトGorilla Experimentを使用した。(データ収集期間:2023年9月~2024年2月)③に使用す実単語はと疑似単語は4文字1音節3音素とし、英語母語話者のデータベースを使って統制した。実単語は判断時間が短いもの、そしてその実単語をもとに、疑似単語は正答率が100%で、判断に要する時間が短いもののうち、実単語との類似性が高いものと低いもの等とした。英語母語話者は実単語は正答率がほぼすべて100%で判断時間も短いが、英語との接触量が少ない日本人英語学習者は、実単語もなじみのないものは、誤答し、疑似単語については、規則性のない判断をすると仮定した。参加者は50名を予定したが、所属大学の事情で、25名となった。現在分析途中であるが、仮定のとおり実単語と疑似単語の間で正答率・判断時間ともに統計上の差はなかった。さらに提示した文字列の特性別に詳細に分析を行うとともに、語彙力や読書に関する考え方との関係を分析し、報告する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2022年度に続き、勤務大学が変わり、着任後、行動実験も研究倫理審査を申請する必要があることが判明し、前期中に実験が実施できなかったため、データ収集が10月以降(後期)となった。①在籍数が230名ほどで参加者母数が少ないこと、②看護系学部で後期に演習や実習科目が配置されていること、③当該実験のような研究が実施されたことがなく(開学5年目)実験参加募集が初めてで協力体制が確立していないなど、実験に参加できる学生が極めて少なかった。そこで他大学に協力を依頼したが、学外からの謝金の請求と受取りが、協力者にとっては不便で、やはり協力者は少なかった。しかし、25名程度は確保できたため、統計分析を行う。
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Strategy for Future Research Activity |
データ数は少ないものの、25名分を解析し、その結果を見て、提示する文字列を精査し、同様の実験及び・または補足実験を実施する予定である。最終年でもある故、これまでの結果をまとめて、今後、新規の課題研究の成果と合わせて、報告する。
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