Study on the determination of ancient shoreline altitude based on seismic crustal deformation deduced emergent shoreline topography

• Project/Area Number: 18K01120
• Research Category: Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
• Allocation Type: Multi-year Fund
• Section: 一般
• Review Section: Basic Section 04010:Geography-related
• Research Institution: Ehime University
• Principal Investigator: 石黒 聡士 愛媛大学, 法文学部, 准教授 (90547499)
• Project Period (FY): 2018-04-01 – 2024-03-31
• Project Status: Completed (Fiscal Year 2023)
• Budget Amount: ¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000); Fiscal Year 2020: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000); Fiscal Year 2019: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000); Fiscal Year 2018: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
• Keywords: 離水海岸地形 / 地震性地殻変動 / LiDAR / SfM-MVS / ドローン / LiADR / 旧汀線 / 変動地形 / サンゴ礁地形 / 水中ドローン / 旧汀線高度 / 浅海底地形 / UAV

Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、地震性地殻変動にともなう離水海岸地形に対応する旧汀線高度を、高精度に決定することを目標に、これまで与論島北部に発達するサンゴ礁地形において、リーフクレストの上面の詳細な地形を計測することにより、汀線高度との関係を明らかにするとともに、現生サンゴ礁の傾動を明らかにすることを目的とした調査研究を実施してきた。これまでにリーフクレストの空撮を実施したものの、詳細な地形モデル作成のためのGNSSによる地形計測が困難であることが判明した。
そこで、本研究の目的である離水海岸地形と汀線高度との対応を明らかにするために、完新世の離水海岸において数cmという高解像度で計測し地形モデルを作成することを目的に、より詳細な地形を計測できることが期待される、地上可搬型のLiDARを導入し、新潟県村上市における離水海岸地形を計測した。この調査では、同じ機種によって複数の手法により同じサイトを複数回計測し、離水海岸地形を計測する際にどのような手法が最適であるかを検討できるように実施した。具体的には、同一範囲内を細切れに計測し、一度に収得する地形データの容量を抑える手法や、やや遠くから全体を見渡すように計測する方法などである。
本計測技術はまだ開発途上にあり、データの取得方法や解析手法を模索中であるが、ドローンからの空撮による地形計測と合わせて、それぞれの手法による地形計測におけるデメリットを補うとともに、より詳細な地形計測と地形モデル作成が可能となる可能性が示された。

Research Products

• [Journal Article] Overview of Flood and Slope Failure in Ehime Prefecture Due to the Heavy Rain Event of July 2018 (2020)
  • Author(s): 石黒 聡士, 川瀬 久美子
  • Journal Title: GEOGRAPHICAL SCIENCES Volume: 75 Issue: 3 Pages: 127-135
  • DOI: 10.20630/chirikagaku.75.3_127
  • NAID: 130007975444
  • ISSN: 0286-4886, 2432-096X
  • Year and Date: 2020-12-28
  • Peer Reviewed
• [Journal Article] AUTOMATIC DETECTION OF SLOPE FAILURE REGIONS USING SEMANTIC SEGMENTATION (2020)
  • Author(s): 叶井 和樹, 山根 達郎, 石黒 聡士, 全 邦釘
  • Journal Title: Intelligence, Informatics and Infrastructure Volume: 1 Issue: J1 Pages: 421-428
  • DOI: 10.11532/jsceiii.1.J1_421
  • NAID: 130007940747
  • ISSN: 2435-9262
  • Year and Date: 2020-11-11
  • Peer Reviewed
• [Journal Article] 2018年西日本豪雨による肱川下流域の浸水被害と流域減災の課題 (2020)
  • Author(s): 川瀬 久美子，石黒 聡士
  • Journal Title: 愛媛の地理 Volume: 26 Pages: 31-39
  • Peer Reviewed
• [Journal Article] 変動地形学における地形調査手法 (2018)
  • Author(s): 石黒聡士
  • Journal Title: 愛媛大学法文学部論集 Volume: 45 Pages: 59-73
  • NAID: 40021930925
• [Journal Article] 瓶ヶ森山頂付近における植生調査のための精密地形計測 (2018)
  • Author(s): 石黒聡士
  • Journal Title: 愛媛大学法文学部論集 Volume: 46 Pages: 75-87
• [Presentation] 与論島北東沖の礁嶺地形の高精細な地図化と地殻変動の検討 (2020)
  • Author(s): 石黒聡士・後藤秀昭
  • Organizer: 日本地理学会2020年春季学術大会
• [Presentation] 活断層変位地形を測る (2018)
  • Author(s): 石黒聡士
  • Organizer: 愛媛地理学会