Anthropological Research on Ethnic Identity under the Spreading Indonesian National Identity
Project/Area Number |
18K01168
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 04030:Cultural anthropology and folklore-related
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
鏡味 治也 金沢大学, 人間社会研究域, 客員研究員 (20224339)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2020: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2019: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2018: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 民族意識 / 国民意識 / 民族帰属 / 民族 / 国民 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究最終年度として、インドネシアの首都ジャカルタと西ジャワ州の州都バンドンで異民族間婚の家族の実態調査を行い、またジャカルタ近郊のキリスト教会での日曜礼拝を見学し、異民族が集う宗教集会の様子を実地見聞した。 本研究全体の研究実績として、民族帰属のデータが個人レベルで把握できる2000年センサス原データの整理を試み、全データをエクセル・データに落とし込んで利用しやすく(データベース化)した。これはインドネシア各地住民の村レベルでの民族混淆状況や異民族間婚の割合をあぶりだすデータ源として、その後の現地調査や調査報告の際に活用することができた。 また本研究のもうひとつの柱としてインドネシア各地を訪れて民族混淆状況を調査した。先住民と国内移民が共存するランプン州の州都バンダル・ランプンでは、小学生を対象に民族意識を問うアンケートを行うとともに、国立ランプン大学社会学部で本研究の内容を講演して教員・学生と意見交換を行った。さらに近郊のバリ人移民村で移民村の運営状況を調査し、また小学校でアンケートも実施した。バリ人が卓越するバリ州の州都デンパサールでも小学校でアンケート調査を行った。ジャワ人ヒンドゥー教徒が暮らす東ジャワ州ルマジャン市ではヒンドゥー寺院を訪れ、その祭祀に当地でのジャワ人ヒンドゥー教徒の住居様式や集落での集会の様子、また人生儀礼の内容などを聞き取り調査し、申請者の精通するバリ人ヒンドゥー教徒と比較して両者間の慣習の相違を明らかにするデータを得た。南スラウェシ州の州都マカサルでは小学校で民族意識のアンケート調査を実施し、また国立ハサヌディン大学社会学部で本研究の内容を講演して教員・学生と意見交換を行った。さらに首都ジャカルタと西ジャワ州都バンドンで異民族間家族の調査も行った。
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Report
(6 results)
Research Products
(3 results)