The analyses of the mechanisms of that the functions of the board of directors are put forth based on the careers indices to replace the functions of the directors
Project/Area Number |
18K01774
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 07080:Business administration-related
|
Research Institution | Aichi University |
Principal Investigator |
一木 毅文 愛知大学, 経営学部, 教授 (30583546)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2020: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2019: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2018: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
|
Keywords | 取締役会 / 取締役 / 選任理由 / キャリア |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、本研究代表者が独自に開発した「取締役の歩んできたキャリアで取締役の機能を代替する方法論」を用いて、取締役が選任されてから企業業績に結び付くまでの過程を段階的に考察することで、取締役がどのようにして企業業績を向上させるのかのメカニズムを解明することを目的としている。その目的を達する上で、これまでに、EDINET書類からテキストマイニングによって株主が求める取締役像を抽出すること、それに基づく取締役の分類、取締役のキャリアに基づく取締役の有する機能の整理、有する機能と取締役像の齟齬の確認、取締役像に基づく取締役会像と取締役の有する機能に基づく取締役会の機能の齟齬の確認といった一連の実証分析を実施した。また、それらに基づいて取締役会が企業業績向上に資する役割を検証した。さらに、これらの実証手法や検証手法に関する枠組みについても整理して論考を公表してきた。 本研究は、感染症拡大の影響から成果発表の機会を多々失い、成果発表の時期が後倒しになったことによって研究で使用しているデータが過去のものとなってきたことにより、より新しいデータによって追加の検証を行う必要性に迫られている。検証に必要なデータの構築には莫大な時間を要するため、追加検証までは行えていない状況にある。 それでも、令和4年度においては、追加検証に必要なデータの一部を構築し終えることができ、そのデータを使った追加検証の一端となる成果を公表するに至ることができた。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究代表者の所属機関が研究資料や必要なデータを整備したことにより、JSPSによる研究資金をほとんど活用しないままの状況下で概ね順調に研究を実施することができた。 その一方で、感染症拡大の影響によって予定していた成果発表が順調に行えず、また、その間にデータが過去のものとなったことで追加の検証をする必要が発生した。令和4年度においては、研究代表者自身が感染症拡大の影響を直接的に受けたこともあり、追加の検証に使用するデータセットの整備には莫大な時間が必要になるにもかかわらず、本研究に十分な力を注ぐことができず、そこまでは追いついていない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和5年度においては、追加の検証と成果発表を行う予定である。追加検証を終えない限り本研究の完成とはならない状況になったが、検証自体は既に実施したことと同様のことを追加のデータセットに対して実施するだけなのでそれほど問題とはならないであろう。問題は、検証に必要なデータセットの構築が間に合うか否かであり、ひたすら作業をし続ける他に手立てはない。
|
Report
(5 results)
Research Products
(5 results)