Project/Area Number |
18K02126
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08020:Social welfare-related
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Research Institution | Kanto Gakuin University |
Principal Investigator |
横浜 勇樹 関東学院大学, 教育学部, 准教授 (30369615)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 東南アジア / 同郷會舘 / 宗郷會舘 / 移民政策 / Chinese Clan Association / 子ども家庭福祉 / 児童虐待防止 / 里親 / シンガポール / 宗郷会館 / 多文化共生 / シングリッシュ / 華僑会館 / 互助組織 / コミュニティ政策 / 新移民 / 老華僑 / 新華僑 / エスニシティ / エスニックアイデンティティ / スピークマンダリンキャンペーン / バイリンガル教育 / 宗親会館 / 互助活動 / アイデンティティ / 中華圏 / 華僑 / 華人 / ネットワーク / 社会関係資本 / ソーシャルキャピタル / ソーシャルワーク / アジア / NGO |
Outline of Annual Research Achievements |
新型コロナ感染症拡大により、2023年度より徐々に海外での調査活動を再開することができた。しかしながら、当該感染症拡大の影響があったここ3年余りは、海外の調査地においても、感染症拡大以前のようにはスムーズに調査をおこなうことは難しかった。その状況で、調査地の1つであるシンガポールで、研究活動の受け入れが可能であったため、現地の福祉NGOである、Fei Yueの児童福祉施設や高齢者施設を訪問して、シンガポールが抱える社会福祉の課題について把握することができた。また、華僑会館の活動に関しては、シンガポールの華僑会館を取りまとめているSFCCAを訪問して、エグゼクティブ ディレクターの馬氏と面会して、現在のシンガポールの華僑会館の活動についてその実際と課題について理解を深めることができた。さらに、具体的な華僑会館の活動を把握するために、新加坡豊順会館の副会長の張氏に聞き取りをおこなった。その結果、現在の当該会館の具体的な高齢者向け福祉サービスや、地域サービスの実際、今後の活動について把握することができた。これらのことから、今後のシンガポールの華僑会館の福祉活動が、地域社会とどのように連携し展開するかが注目された。 さらに、海外の複数の現地調査が困難であったことから、文献による今後の華僑会館の研究実績からは、今後の華僑会館の研究の方向性として、下記の事項を考慮することが重要であるとの結果が得られた。1)所属国の華僑会館への政策的な方向性(経済政策や福祉政策など)の把握。2)所属国の華僑会館の社会資源としての位置付け、および会館の具体的な活動状況の把握。3)華僑会館の対外的なネットワークの状況把握。4)中国の華僑政策と華僑会館との関係性。5)華僑会館を利用している個人のネットワーク状況からの考察。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナ感染症の拡大が研究活動に与えた影響は大きく、2023年度になって、ようやくわが国においても、人々の移動や社会活動が再開された。この状況は、海外の諸地域においても同様であった。当初の調査予定地であった、香港、台湾においても、感染症拡大以前では調査受け入れが可能であった地域が、感染症拡大の影響により、調査受け入れが困難になったとの回答があった。 その状況のなかでも、海外調査地であり、私の研究協力者から調査活動が可能になったシンガポールにて、引き続き現地で福祉NGOの調査活動を実施することができている。 シンガポールの福祉NGOの活動調査では、特に児童福祉分野の実際のソーシャルワーク活動や、華僑会館の地域向けの高齢者福祉サービスの現状を明らかにすることができた。そして、これらの活動を通じた成果を論文にまとめることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナ感染症の影響により、当初の研究計画から研究期間を延長して研究を進めているところである。2024年度になり感染症拡大の影響は、海外調査地においても好転してきていることから、引き続き海外の研究協力者と綿密にコンタクトをとりながら、中華圏の福祉NGOの現地での具体的な活動について把握していきたい。 具体的には2023年度に引き続き、シンガポールの福祉NGOと華僑会館の福祉活動について現地調査をおこなっていきたい。さらに、台湾の福祉NGOの活動についても、調査活動をおこなうために、現在、現地とメールやオンラインで調査に向けた調整をおこなっているところである。また同時に、現地調査が困難な場合に備えて、これら中華圏の福祉NGOに関する文献や資料による研究活動も実施していきたいと考えている。
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