Project/Area Number |
18K02134
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08020:Social welfare-related
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Research Institution | Ritsumeikan University (2018, 2022-2023) Yamato University (2019-2021) |
Principal Investigator |
大村 和正 立命館大学, 産業社会学部, 授業担当講師 (30571393)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
天野 敏昭 神戸大学, 国際文化学研究科, 協力研究員 (40736203)
居神 浩 神戸国際大学, 経済学部, 教授 (70289057)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2020: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2018: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | アクティブ・インクルージョン / 若者就労困難者 / 能動的な参加 / サポステ / 多機関連携 / 社会的包摂 / 新しい社会的包摂 / 若者の就労支援 / 当事者の変容 / 若者の社会的包摂 / 若者サポステ / ケイパビリティ / 「承認」 / NPO / 地域における連携 / 当事者の主体性 / 変容 / 若者の参加 / シティズンシップ教育 / 英国の若者市長 / 大学生への就労支援 / 大学生の就職困難性 / 若者支援 / 当事者の自主性 / 公民の連携 / アクティブ・インクージョン |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年10月7日社会政策学会秋季大会での報告で、北河内地サポートステーションを運営している一般社団法人ステップフォワードの若者就労支援や社会的包摂の事業を中心に、本科研の研究課題に関して、以下のことを明らかにした。 本研究では仮説として行政が民間団体に若者の就労支援政策の実施を委託しているサポステが地域の多様なアクター間の連携においてハブ的な役割を果たしているのではないかと想定した。しかし調査の結果、サポステというよりも、むしろ北河内サポステの運営団体であるステップフォワードこそが地域におけるハブ的な役割を果たしていることが明らかにした。地域における多機関連携の議論に対して、民間団体の果たす役割を明らかにした点で新しい知見を提供するものである。 近年行政は就労実数の成果を重視する傾向が強まっていることと、支援現場における若者の困難性が多様であるという実情と矛盾する傾向にあることが指摘されているが、本報告では、ステップフォワードはある程度就労準備性をもち、比較的就労可能と思われる若者はサポステで就労支援を行い、就労準備性が身についていない若者に関しては、生活困窮者等支援制度の就労準備支援事業や枚方市の引きこもり対策事業で支援を行っている。北河内地域でステップフォワードがサポステのみならず、就労準備支援事業や引きこもり対策事業など、行政から様々な事業を受託することにより、様々な種類の就労困難な若者を、その特性(就労準備性の有無の程度)に応じて、彼らの特性に対応した支援を提供することが可能となっている。民間団体であるステップフォワードが様々な行政に委託事業を担うことや地域の様々なアクターと連携することにより、困難な若者の多様なニーズに対応した若者の社会的包摂の事業を実践していること具体的に明らかにした。
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