窒息事故軽減に向けた児童の食行動調査と指導計画の開発
Project/Area Number |
18K02342
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09010:Education-related
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Research Institution | International University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
平田 文 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 准教授 (30582077)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柴本 勇 聖隷クリストファー大学, リハビリテーション学部, 教授 (30458418)
佐藤 豊展 聖隷クリストファー大学, リハビリテーション学部, 准教授 (80758699)
落合 勇人 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 助教 (90757048)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2021: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2020: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 給食 / 窒息 / 小学校 / アンケート調査 / 嚥下機能 / 小学生 / 児童 / 咀嚼機能 |
Outline of Annual Research Achievements |
小学校の給食における窒息事故を防止する目的で、小学校教員に対し児童の窒息リスクに関するアンケート調査を2021年度に実施し、国内の関連学会において発表した(第45回日本嚥下医学会)。この学会発表を踏まえ、アンケート結果の分析方法に変更を加え、2022年度に論文執筆を行った。新たな分析で明らかになった点として、学校給食において教員は「食べる機能」「食べ方」より「食育の視点;食事の重要性/心身の健康/食品を選択する能力/感謝の心/社会性/食文化」を特に重視していることが示された。本調査より、安全な学校給食を実現するためには、食育に加えて「食べる機能」の視点を持つことも重要と考えた。 続いてアンケート調査の結果より、児童の「食べる機能」の特徴を明らかにするために新たに研究計画を立案した。当初予定していた、小学校給食時における食行動の観察研究は、新型コロナ感染拡大による「黙食」の推奨により給食環境の変化を鑑みて中止した。新たな研究では、児童を対象に様々な食品による至適一口量の違いと嚥下動態を計測する。特に、小学生は身体の発達が著しい時期であり、小学校1年生と6年生では食べる機能に大きな差があることが先行文献より示されている。また、小学校高学年においても給食時の窒息事故が発生していることを鑑み、こうした窒息事故の背景には至適一口量を誤って判断している可能性が考えられる。本研究では、小学生の「一口量の判断」と「食べる(嚥下)機能」の関連性を明らかにする。本実験を2022年度中に開始する予定であったが、新型コロナ感染拡大の影響で児童の実験協力が得られなかったため研究期間を延長させ2023年度に実験を遂行する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナ感染拡大の影響で当初予定していた「小学校給食時における食行動の観察研究」は実施できず、研究の一部変更を行った。また、児童の「食べる機能」に関する研究も新型コロナ感染拡大の影響で対象児を招集する事に難渋した。上記より研究の進捗状況は「遅れている」状態である。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナ感染症が感染症5類に引き下げられたことにより、実験研究における対象児の招集が可能になる。特に、夏季や冬季の小学校の長期休暇時に実施されるグループ学習会(例;サマースクール)などに参加した児童の中から対象者を募り、一斉に「食べる機能」に関する計測を実施する。
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Report
(5 results)
Research Products
(1 results)