感情共有の機能に関する実験的検討:関係構築と集合的態度形成における役割
Project/Area Number |
18K03017
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 10010:Social psychology-related
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Research Institution | Meiji Gakuin University |
Principal Investigator |
田中 知恵 明治学院大学, 心理学部, 教授 (50407574)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小森 めぐみ 淑徳大学, 総合福祉学部, 准教授 (40706941)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2020: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2019: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 社会心理学 / 社会的認知 / 感情共有 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和4年度には、令和3年度に実施した研究9「Effects of affect sharing on coalition with communication partner」を 2022 APA Annual Convention にて研究報告した。この研究は、実験室における対面での実験実施が不可能となったため中断した研究6・研究7の内容を一部修正し、オンライン実施に変更したものである。また、研究8の内容を発展させた研究10をオンラインにて実施した。この研究内容は現在投稿準備中である。さらに研究9の内容を発展させた研究11、研究10の内容を一部修正した研究12をそれぞれオンラインにて実施した。いずれも令和5年度の学術学会大会にて発表の予定である。 「研究10:コミュニケーション相手の集団成員性とコミュニケーションの開放性が感情共有と結びつき知覚に及ぼす影響: LINEトーク場面を用いた検討」参加者をコミュニケーションの受け手として実験を実施した。その結果、送り手との感情共有をした場合、送り手に対する結びつきの知覚が高く、また続くコミュニケーションにおいて感情表出が促進される可能性が示唆された。 「研究11:感情経験の共通性が受け手との関係構築意図と感情表出意図に及ぼす影響」参加者をコミュニケーションの送り手として、受け手との感情経験の共通性を操作し実験をおこなった。その結果、受け手との感情経験が共通している場合の方が、そうでない場合よりも受け手に対する関係構築意図が高かった。続くコミュニケーションにおける感情表出意図の効果は一部のみ認められた。 「研究12:感情経験の共通性と集団成員性が感情表出意図に及ぼす影響」参加者をコミュニケーションの送り手として、受け手との感情経験の共通性と集団成員性を操作して実験をおこなった。その結果、交互作用効果が一部の感情において認められた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の予定では実験室にて対面により実施を計画していた研究6ならびに研究7を、オンライン実験に切り替えて実施することができた。同様に、最終年度に予定していた「コミュニケーション・チェーンの感情共有と集合的態度の形成」の研究内容をオンライン実施に切り替えるべく再検討する必要がある。実験の手続きを変更し研究実施する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度に実施予定であった「コミュニケーション・チェーンの感情共有と集合的態度の形成」の研究内容をオンライン実施に切り替える。実験の手続きを変更し、研究13として実施する。 上記の実験実施に対し検討を進めつつ、研究11ならびに研究12の内容を学術学会大会において報告する。またこれまで実施した研究をまとめ、学術論文誌への投稿準備を進める。
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Report
(5 results)
Research Products
(14 results)
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[Book] 「印象」の心理学2021
Author(s)
田中知恵
Total Pages
269
Publisher
日本実業出版社
ISBN
9784534058898
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