Project/Area Number |
18K03148
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 10030:Clinical psychology-related
|
Research Institution | Health Sciences University of Hokkaido |
Principal Investigator |
西郷 達雄 北海道医療大学, 心理科学部, 講師 (50622255)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
百々 尚美 北海道医療大学, 心理科学部, 教授 (70351707)
橋本 竜作 北海道医療大学, リハビリテーション科学部, 教授 (00411372)
田山 淳 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10468324)
濱口 豊太 (小川 豊太 / 濱口豊太) 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (80296186)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2020: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2018: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
|
Keywords | 過敏性腸症候群 / 認知行動療法 / 古典的条件付け / 暴露療法 / 注意バイアス修正法 / オンラインカウンセリング |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度においては、以下1~4について研究準備を行った。また、新型コロナウイルス(以下COVID-19)の感染拡大に伴い、研究計画の大幅な見直しを行い、介入プログラムを完成させた。 1.心理尺度およびIBS重症を測定する尺度はウェブで回答できるシステムを完成させた。測定項目は、心理的症状を測定する尺度(消化管症状に対する不安:VSI、特性不安・状態不安:STAI-JYZ、抑うつ症状:BDI-II)および消化管症状を測定する尺度(Rome3診断基準質問紙:RMQ3、IBS重症度:IBS-SI、消化管症状QOL:IBSQOL)の収集が終了し、アンケートフォームにて解答できるよう調整した。生理学的検査については、自律神経系の指標の一つである脈波を測定できるウェアラブル端末の調整を行ない、調査実験マニュアルを作成した。2. 介入プログラム:認知行動療法のプログラムを作成するために資料および文献収集を行ない、介入の主要素である暴露療法の実施についてマニュアル化した。また対面+オンデマンドでの心理療法プログラムを実施できるように介入マニュアルを完成させた。3.実験調査手続き:対面での実施を考慮し、その実験手続きを再調整した。また介入前後の生理学的検査では、ウェアラブル端末による脈波の測定を行うため、機器の調整を行った上で測定方法をマニュアル化した。携帯型末梢神経検査装置を用いて、上腕内側部における末梢神経(C繊維)による電気刺激によって知覚閾値を測定できるように操作マニュアルを作成した。4. 倫理委員会への研究申請:本研究においては、ランダム化比較試験(RCT)デザインによる介入研究を行なう予定である。当初の計画通りに認知行動療法による対面による心理療法プログラムで実施するため、再度倫理申請を行う準備をした。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
COVID-19感染症対策により、当初予定していた紙媒体での調査および対面でのカウンセリングでの介入(オープントライアル試験)が中止となっていた。しかしながら、2022年度からのCOVID-19への基本的対処に基づく対応に変化があったため、再度対面での介入を検討したため大幅な再調整が必要となった。2023年度では、対面または対面+オンデマンドで実施できるように調整しており、当初の研究計画より実験参加者の増加が見込まれるため、これまでの研究の遅れを取り戻す予定である。
|
Strategy for Future Research Activity |
2024年度については、全体の介入プログラムをさせ、再度倫理申請を行ったうえで研究を実施させる。また、下痢型IBS者の参加協力者が十分でない場合は、下痢便秘を繰り返す交代型IBS者も含める予定である。
|