心不全に伴う不眠症への段階的ケアシステム構築を目指した非薬物療法の開発と効果検証
Project/Area Number |
18K03150
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 10030:Clinical psychology-related
|
Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
小林 清香 埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (40439807)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2019: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
|
Keywords | 心不全 / 不眠 / 非薬物療法 / 睡眠衛生 / 認知行動療法 / 睡眠衛星 / 睡眠障害 / QOL / 睡眠 / 不眠症 / 段階的ケア / 睡眠衛生指導 |
Outline of Annual Research Achievements |
心不全患者の約半数に睡眠の問題が見られ、心不全の悪化や死亡と関連することが指摘されている(Kanno,2016)。心不全患者における不眠に対する介入効果の報告は限られており、不眠へのケアについて患者がどのようなニーズを持っているかも十分に知られていない。 本研究では、心不全患者における睡眠の問題を明らかにし、心不全患者の睡眠に対する懸念と支援ニーズを整理することを目的としている。 心不全で通院中の20歳以上の者を対象としたインターネット調査を倫理委員会の承認を得ておこなった。心不全症状の重症度、アテネ不眠尺度、K-6、睡眠関連症状(いびき、ムズムズ足、夜間頻尿など)の有無、不眠への困りと対処を訪ねた。 571名の心不全患者から回答を得た。K-6で測定された抑うつ症状に関連する因子を検討した。階層的重回帰分析を行った。ステップ1では独立変数として社会人口統計学的因子を、ステップ2では心不全の主観的重症度(NYHA)を、ステップ3ではアテネ不眠尺度総得点を加えた。分析の結果、性別や生活状況を考慮しても、不眠症状や心不全重症度が抑うつと関連していることが示された。特に、不眠は抑うつ症状に大きな影響を及ぼすことが示され、不眠の存在が抑うつ症状の大きなリスクとして位置づけられることが示唆された。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19流行以降、通所の業務遂行、会議開催に変化が生じ、研究の実施・遂行は通常に比しての困難があった。
|
Strategy for Future Research Activity |
得られた知見を発信し、また、補足すべき情報の収集や専門家の意見の収集に努める。
|
Report
(6 results)
Research Products
(18 results)