Project/Area Number |
18K04513
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 23030:Architectural planning and city planning-related
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Research Institution | Iwate Prefectural University |
Principal Investigator |
倉原 宗孝 岩手県立大学, 総合政策学部, 教授 (70244837)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 市民学習 / まちづくり / 防災と福祉 / 高齢者 / 障がい者 / 協同労働 / ニュータウン / 家族 / 子ども / 私設避難所 / 逃げ場 / 防災 / 福祉 / 逃げる / LODE |
Outline of Annual Research Achievements |
引き続き各地・各テーマでのまちづくり実践、参加・参画調査を進めている。同時にこれまでの成果の最終的なまとめ作業を始めている。研究計画当初において、年度後半から最終年度においては各地の成果や関係者を集めた検証・ワークショップ等を想定していたが、コロナ禍の影響からその企画・実施を控えてきた。またオンラインによる同様テーマでの活動も検討したが各地関係者との議論のもと十分な効果を見出すためには対面方式が必要・有効との見解に至っていた。そうした検討のもと今年度は、コロナ禍の一定の収束をみながら各企画の実施を検討・調整してきたところであるが、期間が少し空いてしまったこともあり各地関係者のメンバー構成の変化、各地において現在実施中の活動への優先度、などから当初予定のワークショップ等の実施ではなく、これまでの各地での活動経験を報告者が集約しながら最終的なまとめ作業に向かうことが成果としても有効性を持ち現実的であるとの方向性が見出された。一方でこの間に、従来からの活動経験とそこでの情報の集約・分析作業と共に、新たなテーマ・活動も生まれてきており有効素材となる。多摩ニュータウンのおける高齢化する地域環境での市民主体の学習・コミュニティ活動は地域各主体にも影響をもたらし始めるとともにハード・ソフト面での改善・改修などの具体の活動が見出されつつある。特に防災というキーワードから空き住戸活用の備蓄庫整備などの企画が生まれている。同時にここでは高齢化の先にある終末期という場への対応も見つめられている。また盛岡市において以前から取り組んでいる災害公営住宅の運営では、住宅内のみではなく疲弊する地域社会に対するインパクトももたらそうとしている。こうした新規の取り組みの成果と、同時に従来からの活動の経験・情報の集約・分析のもとに、最終的なまとめ作業の段階に向かっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍の影響のなかで当初計画を延期・中止したり変更しながら、その一方でそれに代わる、あるいはより有効な作業・活動を検討してきたところである。ただし研究計画当初のテーマ、またそのことに対するモチベーションが、各地の活動メンバーによって異なる状況になっている(当初の活動以上に、現在の活動内容やテーマへの興味重視、現状対応の必要性など)。こうした状況において、当初計画としていた各地から参集したワークショップなどは延期・中止になっている点で進捗がやや遅れている状況にある。一方で、この期間に当初計画には位置づけていなかった各地の具体の活動も複数実施されてきており、本研究の成果としても貴重な内容がある。これらのことを踏まえると全体的には一定の成果をあげながら最終的な成果に向かっているところである。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画当初とは具体の作業において幾つか変更点があるが、研究テーマに向かうべき情報収集、各地での活動実践、各地関係者からの情報集約は着実に進んでいると考える。その上で、現在収集し得る情報・経験を活かしながら最終的な研究成果のまとめに向かいたい。一方、先にも記してきた新たな活動には本研究テーマをより具体的・現実的に実現していく可能性を持つものが多い。その上では、研究成果としてのまとめを行いつつ、同時に今後さらに発展していく活動や新たなテーマの更なる促進に向かいたい。これら新たなテーマ、活動は今回の研究期間においては最終的な結果に至るものではないと想像されるが、しかし今後の展開、課題を示すうえで、本研究のまとめにおいても有効・重要と考えられ、積極的に活かしていきたい。
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