腫瘍抗原特異的細胞障害性T細胞のクローン性増幅と機能解析法の開発
Project/Area Number |
18K07410
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52010:General internal medicine-related
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
成田 美和子 新潟大学, 医歯学系, 教授 (30281009)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2021: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2020: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2019: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2018: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | CTL / WT1 / IMiDs / NK / antigen specific CTL / MLPC / 腫瘍抗原 / 測定法 |
Outline of Annual Research Achievements |
免疫チェックポイント阻害薬(抗PD-1抗体など)は、腫瘍特異抗原を認識している抗原特異的細胞障害性Tリンパ球(cytotoxic T lymphocyte, 以下CTL)の機能を増強させることを目的として開発された薬剤である。しかし、単一の抗原に対する症例毎のCTLそのものを個別に同定し、その機能について詳細に把握する手段は未だ十分には開発されていない。 本研究は、腫瘍免疫検査学の視点から、抗原特異的CTLを数値化し経時的な機能測定を行う方法の開発と、免疫増強効果が報告されてきているIMiDsなどの薬剤の細胞性免疫に対する効果測定法の開発 を最終目標とした。 2020年度は2019年度に引き続き、以下を検討した。①混合リンパ球ペプチド培養法を用いて、HLA-*24:02陽性造血器腫瘍性疾患におけるWT1-CTLの効率的な検出方法・条件を継続検討した。②WT1抗原特異的CTLが、WT1ペプチド存在下においてはNK細胞の活性化にも直接的に関与しているか否かについて、混合リンパ球ペプチド培養法を基盤とした新しい培養系を用いて解析した。 この結果、一部のHLA-*24:02陽性造血器腫性疾患においてWT1特異的CTLが増幅可能であること、機能的表面形質が末梢のCTLと異なること、また、WT1ペプチド添加CTLはサイトカイン放出によりNK活性を高めること、このNK活性増強効果はIMiDsによって増幅される可能性があることを確認した。
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Report
(3 results)
Research Products
(2 results)
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[Presentation] WT1 specific CTL expansion using antigen presenting cell line and IMid.2018
Author(s)
Sara Ogawa, Suwabe Tatsuya, Yashuhiko Shibasaki, Wakana Goto, Masayoshi Masuko, Takayoshi Uchiyama, Shigeo Hashimoto, Jun Takizawa, Hirohito Sone, Masuhiro Takahashi, Miwako Narita
Organizer
第47回 日本免疫学会
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