過敏性腸症候群に対する携帯情報端末を用いたビデオ認知行動療法プログラムは有効か?
Project/Area Number |
18K07483
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52010:General internal medicine-related
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Research Institution | Meisei University |
Principal Investigator |
藤井 靖 明星大学, 心理学部, 准教授 (50508439)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2020: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2018: ¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
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Keywords | 過敏性腸症候群 / 認知行動療法 / 消化器心身症 / ストレスモデル / 携帯情報端末 / アプリケーション / 認知再構成 / エクスポージャー / 機能性消化器心身症 / 心身症 / ストレス / 心身医学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,代表的な消化器心身症である過敏性腸症候群(IBS)を対象として,心理的ストレス状況下における携帯情報端末を用いたストレス認知や行動の修正を意図した認知行動療法の技法適用が,どの程度症状低減効果を有するのか,ということについて実証的に検討することを目的としている。令和4年度は,改めて最新の研究動向を踏まえ,プログラムの整備とアプリケーションの運用精緻化を行なった上で,介入の効果測定(ケースコントロール研究)を実施した。 実験参加者12名を対象にした介入の結果,疾患特異的認知(CS-FBD)や胃腸症状に対する不安(VSI),疾患特異的行動(IBS-BRQ)において介入群では対照群に比して有意にその値が改善しており,アプリケーションによる介入は一定の臨床的効果を有していることが示された。一方で,アプリ実施状況や参加者の感想などの質的データを勘案すると,症状やQOL得点の改善につなげていくためには,より効果的なアプリの使用方法やモニタリングシートなど追加のコンテンツの必要性等について,再検討する必要が窺われた。しかしアプリケーションの運用方法を工夫したり,やアプリケーションの改修を行ったことにより,オンラインのみでも完結できる治療プログラムになりうる見通しがつけられたことは今年度の大きな成果である。引き続きCOVID-19の影響があり研究計画が後ろ倒しになっている部分も生じたため,フォローアップ含め,次年度も本年度の計画を一部継続していくこととした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19下における対象者募集の延期があった上に,アプリケーションの効果測定の手続きにおいても,運用に関して再検討が必要な点などがあったことによ り,アプリの改修を行ったため,介入開始までの時間が延長せざるを得なかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き,ケースコントロールスタディの振り返りやフォローアップを進めつつ,研究のまとめを行うとともに次の実験(介入)デザインについて検討を進めて いく。また,成果発表の準備も進め,学会にて成果を公表することとする。
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Report
(5 results)
Research Products
(16 results)
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[Journal Article] Hybrid Cognitive Behavioral Therapy With Interoceptive Exposure for Irritable Bowel Syndrome: A Feasibility Study2021
Author(s)
Misako Funaba, Hitomi Kawanishi, Yasushi Fujii, Koyo Higami, Yoshitoshi Tomita, Kazushi Maruo, Norio Sugawara, Yuki Oe, Satsuki Kura, Masaru Horikoshi, Chisato Ohara, Hiroe Kikuchi, Hajime Ariga, Shin Fukudo, Atsushi Sekiguchi, Tetsuya Ando
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Journal Title
Frontiers in Psychiatry
Volume: 12
Pages: 673939-673939
DOI
Related Report
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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