Establishing novel biomarkers for post-operative delirium in elderly patients; a pilot study
Project/Area Number |
18K07596
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52030:Psychiatry-related
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
吉村 篤 滋賀医科大学, 医学部, 講師 (90522079)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
角谷 寛 滋賀医科大学, 医学部, 特任教授 (90362516)
栗山 健一 滋賀医科大学, 医学部, 客員教授 (00415580)
飯田 洋也 滋賀医科大学, 医学部, 非常勤講師 (30733901)
森田 幸代 滋賀医科大学, 医学部, 特任講師 (50335171)
松尾 雅博 滋賀医科大学, 医学部, 非常勤講師 (70456838)
藤井 勇佑 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (20648042)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2020: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | 術後せん妄 / 高齢者 / 注意機能 / 認知機能 |
Outline of Annual Research Achievements |
高齢者における術後せん妄は、加齢に伴う脳の脆弱性を背景に、心理・環境因や術後侵襲等が加わることで発症することが知られている。せん妄の発症予防が可能な多職種による支援プログラムによる早期介入が有用であることも知られていることから、早期発見や発症予測に関連した生体指標の確立が望まれている。 一方で、メラトニン受容体作動薬やオレキシン受容体拮抗薬の投与がせん妄の発症予防や治療に有用である知見が蓄積されつつあり、高齢者の睡眠-覚醒リズムの脆弱性がせん妄の発症に関与している可能性が示唆されている。本研究は、肝切除術等の消化器系手術を施術される患者を対象とし、術前の脳生理機能と術後せん妄発症との関係を検討し、発症を予測する生物学的指標の確立を目指すことを目的とする。 2022年度は、実施済みの当院における高齢者における消化器外科手術後のせん妄発症を検討した調査の解析を継続して進めた。具体的には術前の認知機能(Mini-Mental State Examination)、活動量計で評価される睡眠-覚醒リズムの乱れがせん妄発症に関連していることが判明した。生体指標の候補となる脳機能評価として、2021年度に購入した脳波、心電図、心拍数を同時計測できる簡易脳波計を用い、健常者での予備的な計測を継続して実施した。さらに既に実施済みの高齢者の心疾患患者のデータの解析を進め、近赤外線光トポグラフィーにおける酸化ヘモグロビン濃度の変化量を用い、せん妄発症の予測精度を高める特徴量の検討を進めた。その結果、注意機能課題中の酸化ヘモグロビンの濃度変化がせん妄の発症予測に有用である可能性が示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
予定していた脳波計測については、購入済みの機器の未使用期間が長かったことにより計器に不具合が生じ、データの正確な計測が困難であった。このため別メーカの機器への変更と計測の調整に時間を要した。研究代表者が海外施設で取得したデータをもとに、注意機能課題を用いた近赤外線光トポグラフィーの臨床応用に向けた検討を行なっているが、せん妄発症を予測する特徴量の抽出に時間を要している。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでに得られた光トポグラフィーの解析結果に加え、脳波計と解析ソフトを用いた計測を進め、臨床での実用化に向けた特徴量の抽出を完了する。
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Report
(5 results)
Research Products
(24 results)
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[Presentation] 中枢性過眠症患者における社会機能障害の実態調査 多施設共同症例対照研究2022
Author(s)
松井 健太郎, 綾部 直子, 吉村 道孝, 北村 真吾, 都留 あゆみ, 三島 和夫, 亀井 雄一, 井上 雄一, 内村 直尚, 内山 真, 吉村 篤, 稲田 健, 高江洲 義和, 住吉 太幹, 栗山 健一
Organizer
第47回日本睡眠学会定期学術集会
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[Presentation] 精神疾患を有する睡眠障害患者と原発性睡眠障害患者における睡眠時間と認知機能の関連性の差異2022
Author(s)
篠崎 未生, 綾部 直子, 三島 和夫, 吉村 道孝, 北村 真吾, 都留 あゆみ, 亀井 雄一, 井上 雄一, 内村 直尚, 内山 真, 吉村 篤, 稲田 健, 高江洲 義和, 住吉 太幹, 栗山 健一
Organizer
第47回日本睡眠学会定期学術集会
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[Presentation] Perioperative neuroimaging with functional near-infrared spectroscopy to evaluate post-operative delirium in elderly TAVR patients2019
Author(s)
Margaret Sunde, Carrie M. Goodson, Wade Coomer, Esme Irvine, Nada Rendradjaja, Atsushi Yoshimura, Zoe Tieges, Alasdair MacLullich, Rani Hasan, Atsushi Kamiya, Karin J. Neufeld
Organizer
American Thoracic Society International Conference 2019
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