Development of new stratification in heart failure diagnosis from multilayered omics analysis data
Project/Area Number |
18K08054
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 53020:Cardiology-related
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Research Institution | Hyogo Medical University |
Principal Investigator |
朝倉 正紀 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (80443505)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内藤 由朗 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (10446049)
奥原 祥貴 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (20648232)
西村 晃一 兵庫医科大学, 医学部, 病院助手 (30724116)
織原 良行 兵庫医科大学, 医学部, 助教 (60767424)
閔 庚徳 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (00909004)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2018: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
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Keywords | 心不全 / バイオマーカー / アルブミン尿 / オミックス / 尿中アルブミン / 急性心不全 / クレアチンキナーゼ / 線維化 |
Outline of Annual Research Achievements |
高齢化社会の進行と心不全パンデミックと形容される心不全患者の増加予測を踏まえると、心不全の克服は喫緊の課題であり、そのためには心不全の病態を新たに高い解像度で再解釈する必要がある。そのため本研究では基礎と臨床の多面的研究を通して心不全の層別化を目指した。基礎からのアプローチとして、新たな心不全モデルマウスを作成し、不全心筋における遺伝子発現の網羅的解析、メタボローム解析を行った。臨床からのアプローチとして、急性心不全入院患者における尿中アルブミンの重要性を示し、急性期のアルブミン尿の程度が慢性期の予後と相関することを示すことができた。心不全急性期において、全体の82%においてアルブミン尿を認めた(微量アルブミン尿 59%, 顕性アルブミン尿 23%)。アルブミン尿は、心不全の古典的バイオマーカーであるNT-proBNPと同様に予後との良好な相関を示し、さらに、NT-proBNPと組み合わせることで心不全患者の予後をよりよく層別化することを示した。さらに、急性心不全患者における尿中アルブミンが、疾患急性期における入院加療でいかに変化するかについて調査した。心不全急性期の血行動態がアルブミン尿をきたすメカニズムとしては、腎血流の低下による虚血性の病態生理と、右房圧、下大静脈圧にひきつづく腎静脈圧の上昇を反映した腎うっ血のメカニズムが想定されるが、我々の解析ではアルブミン尿は腎機能(eGFR)とは相関せず、尿細管障害のマーカーであるβ2ミクログロブリンやNAGとの相関が示され、急性心不全においては尿細管障害がアルブミン尿の形成に関わっていることを示すことができた。
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Report
(4 results)
Research Products
(9 results)